目から鱗⁉︎ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

目から鱗⁉︎

あさ6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS」木曜日音譜



きょう気になる話題でピックアップしたのは

新国立競技場の設計にまつわる「UD」

ユニバーサルデザインに関する記事ですメモ



一度、採用された案が撤回されるという

前代未聞の事態が起きた新国立競技場ですが


新たに選ばれたのは木材を多用した建築で

知られ世界を舞台に活躍する隈研吾さん。



歌舞伎座を設計された時に隈研吾さんに

お話を伺ったことがありますがどちらも

50100年と受け継がれていく建物です。



隈さんが建築家を目指したきっかけは

1964年東京オリンピックで丹下健三さんが



設計した代々木体育館を見たからだそうで

時代の巡り合わせ運命だったのかなと。



スタンドには5色のシートがランダムに

配置されていたり木漏れ日を彷彿させる

競技場の屋根などには細かい木が使われた



新国立競技場の設計について事前に

障害者団体と話し合うワークショップを



21回開催し多様な意見を反映させたと

統括責任者を務めた大成建設の川野さん。



半身麻痺の人のためにトイレを右利き用と

左利き用の両方を設置したりボタンも



視覚障害の人を考慮し洗浄と呼び出しを

間違えないように間隔を空けるなど



当事者から出された意見には目から鱗の

発想がいくつもあったとのことですが

正直そんなレベルなのかと唖然としました。



30年前に車椅子の母との暮らしを経験し

直面した不便を長年伝えてきましたが



障害のあるなしに関係なく生きる社会で

当事者の声に耳を傾けるのは当然のこと。



しかも安全面を理由に中に入って施工を

確認できなかったそうで今でもあちこちで



へんてこりんなバリアフリーを見かける

理由は実際に使う人に試してもらわないから

そんなことになるんだと逆に目から鱗叫び



2年前に調査した高速道路のSAPAにある

バリアフリートイレの使えない手すり。。。



公共施設をバリアフリーにすることは

法律でも定められていますが今回のように



設計段階からワークショップを開くのは

珍しいが時間がなくもっと早い段階から



多様な利用者の声を認識していればという

コメントも載っていましたが東京招致が

決まってからたっぷり時間はあったはず。



間違いなく次世代に残る形あるレガシー

新国立競技場で柔軟でより人に優しく足を



運びたくなるユニバーサルデザインを

世界に示せなかったのはただただ残念あせるあせる



本当なら去年の夏に終わっているはず!?

東京オリパラをきっかけに共生社会を



目指すのではなく世界の10歩ぐらい先を

歩いていて欲しかったですが今月24日に



開幕するパラリンピックで躍動する選手の

姿を全力で伝えることで遅れている意識を

変革する機会にしていきたいと思いますクローバー



まだまだやらなきゃいけないことがあり

伝え続ける仕事に終わりはないと再確認ひらめき電球