幸せな場所。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

幸せな場所。。。

あさ6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS」金曜日音譜



再来週いよいよ開幕するパラリピック

あすの特集は男子パラ競泳の木村敬一さんに

事前インタビューした模様をOAしますニコニコ



木村選手は先天性の疾患により2歳で

全盲となりましたが外で遊ぶのが大好きで



怪我が多いことを心配したお母さんが

水の中なら転んだりぶつからないだろうと

木村選手に水泳を勧めたのは小学4年の時。



"自分は見えないことが当たり前なので"



水に入るのは怖くは無かったのかという

質問は愚問だったと反省させられましたあせる



目で見て覚える代わりに手取り足取り

教えてもらい新しい動きを覚えることが



楽しく出来ることが増えていくことが

自信に繋がっていったと話していました。



小学校から寮生活をしていたそうですが

友達もいたしスタッフも沢山遊んでくれて



淋しい思いはしなかったそうで中学校も

地方ではやはり人数が少ないのでもっと

学校っぽさを味わって欲しいということ



そして色々な人と出会うことで世界を

広げるチャンスになるとお父さんが

背中を押してくれて東京の学校を受験。



心配性のお母さんは本当は上京はして

欲しくなかったと思うが将来的な自立を

考えて我慢していたのではと振り返ります。



アテネパラリピックの時は中学2年生。

まだ遠い存在でしたが格好良いと思った

木村選手は自分も出たいと意識したそう。



17歳で初出場した北京パラリピックは

気がついたら終わっていたと木村選手



旗手を務めた2012年のロンドンパラでは

銀メダル1つと銅メダルを1つ獲得しました星



大学生になり応援してくれる仲間も増え

満足感もありましたがメダルを取りたい

という思いが強くなっていったそうです。



そして前回のリオでは5日連続5種目という

ハードなスケジュールの中で銀メダル2つ



銅メダル2つを獲得しましたが残念ながら

金メダルには手が届かなかった木村選手。



"自分にはやれると思っていたのに。。。"



辛いトレーニングをして頑張ったのに

金を取れなかった悔しさとこのままでは



ダメだと考え何か新しいことをしたいと

練習環境が整った日本を離れてアメリカに

留学することを自分で決めた木村選手。



なんと!?英語は話せなかったそうですが

異国の地に飛び込んだ行動力に脱帽ですアップ



コロナの影響で去年3月に帰国するまで

アメリカで過ごした2年間は楽しかったし

生きてるって素晴らしいと話していました。



留学では速く泳ぐための準備の準備の準備が

必要なんだということを学んだと木村選手。



それまでは一人暮らしでアスリートなのに

碌な食事も摂ってなかったそうで食事や



睡眠などもしっかり取るようになり準備の

成果が身体的にも確実に現れていました。



実は北京の時に現地で取材していた私は

まだ線の細い頼りない少年だった木村くんを



見ていたので思わず大きくなったねぇと

言ったら"近所のおばちゃんみたい"だと

照れ臭そうに木村選手は笑っていましたにひひ



視覚障害のある選手が泳ぐ時に欠かせない

存在がタッパーと呼ばれるパートナーです。



タッピング棒を使ってターンやゴールの

タイミングを頭を叩いて知らせる役割を

こなすタッパーがタイムを左右します。



木村選手と二人三脚で歩んできたタッパーは

高校の先生でもあった寺西真人コーチです。



私も会ったことのある寺西コーチは少し

強面ですが木村選手とは家族よりも長い



時間を過ごしていてまるで息子みたいだと

インタビューで語っているのを読みました



木村選手に東京で金メダルを取らせたいと

寺西コーチは実は早期退職を決断します。



木村選手も先生と生徒からコーチと選手へ

関係性が変わっていき寺西さんは今は

大切なパートナーだと話してくれましたクローバー



パラリピックとオリンピックの差を縮め

いずれは超えたいと語っていた木村選手。



30を過ぎても進化し続ける木村選手なら

不可能を可能にするのではと感じますアップ



そんな木村選手が今月20日に本を出版本

タイトルは「闇を泳ぐ」で自身の半生を



振り返りながらパラリピックのことや

視覚障害者のリアルを綴った1冊ですニコニコ



"母の笑顔も見たことがなく追い求めている

金メダルの色だって見当がつかないけれど



僕が生きてきた闇の中は温かくて居心地が

よくてとても幸せな場所だということ

そして絶望に溢れてなんかいない。。。"



「闇」には希望がないなどネガティブな 

イメージが思い浮かびますが木村選手は



闇は拭いされるし自分にとって明るいものに

向かっていくものと捉えているとのことクローバー



ハンデをものともせず人生に起きたこと

全てを吸収して成長し続ける木村選手の

屈託のない語り口に必ず魅力されるはず音譜



あすのラジオ日本「スマートNEWS」

ぜひお聴きいただけたらと思いますニコニコ