言葉は育てるもの。。。
あさ6時30分から8時50分まで生放送
ラジオ日本「スマートNEWS」木曜日
きょうから新しい年度がスタートですが
スマートNEWSの木曜と金曜を引き続き
4月からも担当させていただきます
気になる話題でピックアップしたのは
自閉症当事者で作家の東田直樹さんの
著書を原作にしたドキュメンタリー映画が
あす公開されるという産経の記事です
原作になる東田さんの著書はエッセイ
「自閉症の僕が跳びはねる理由」で
世界30ヵ国以上で翻訳出版されています
私が読んだ東田さんの本はこちらでした☝︎
東田さんは文字盤をローマ字入力の要領で
1つ1つ丁寧に指差しながら発していく
"文字盤ポインティング"という方法で
コミュニケーションをとっていきます。
「跳びはねる思考」でも苦手なことや
こだわりの行動には理由があることや
みんなが出来ないことが出来ないために
何度も自分を嫌いになったなど自身の言葉
しかもとても豊かな表現で綴っています
"僕にとって家族の声かけは光そのもの"
話せない人はどうしたら言葉が伝わるか
自分でも工夫して何とかしようとするはず。
答えられないから言葉は分からないと
決め付けずに話しかけて欲しいと東田さん。
言葉は時間をかけて育てていくものだから
答えられないからこそ尋ねて欲しいとも。
"僕は小さい頃、泣いてばかりいた"
自分のことを分かってもらいたかったのと
ありのままの自分で居られる居場所が
欲しかったから泣いていた東田さんを
家族は大丈夫だよと抱きしめてくれたそう。
泣くことは"弱さを認める行為"であり
泣くことを繰り返して成長できたという
東田さんは幸せな大人になれたのは家族の
おかげであり僕が流した涙と同じくらい
家族も泣いてくれたことを忘れないと
家族への感謝の想いを言葉にしています
障害のあるなしに関係なく人が他者を
100%理解することは実は不可能です。
だからこそ相手を理解しようとする努力や
想像する力と共感する力が必要だと思います。
そして理解だけでなく小さな行動を。。。
あすの「世界自閉症啓発デー」に合わせ
公開される映画「僕が跳びはねる理由」は
角川シネマ有楽町や新宿ピカデリーほか
全国順次公開されますのでぜひ劇場で
あすも早起きお付き合いください