クレプトマニア | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

クレプトマニア

毎週日曜あさ6時25分から放送の

ニッポン放送「ひだまりハウス」ヒマワリ



あすは窃盗を病的に繰り返す人を専門に 

担当する弁護士の林大悟さんがゲストひらめき電球



「クレプトマニア」という万引きを病的に

繰り返す病気があるのをご存知でしょうか。



窃盗症や病的窃盗とも呼ばれモノやお金が

目的ではなく衝動を抑えられずに盗みや

万引き行為に依存してしまう病気のこと。



窃盗は悪いことだと認識しているのに

止めたくても止められない自分に対し

自己嫌悪に陥り自己肯定感も低下します。



そのことが原因で万引きを繰り返してしまう

人が少なくなく再犯率も高いのが特徴です。



林さんが最初に担当したクレプトマニアの

事案は小さな子供がいる40代の主婦でした。



クレプトマニアは9対1と圧倒的に女性が多く

年齢は10代〜80代と本当に幅広いそうです。



また盗む品も高級品ではなく安価なモノで 

お金も持っているのにというケースばかり。



また5年ほど前に50代の女性の控訴審を

担当した時に朝田先生に相談した林さん。



この方は前頭側頭型軽度認知障害でした。



クレプトマニア自体が知られておらず

本人に病気という自覚がない場合もあり

家族や社会から孤立してしまうことも。



正常な認知機能を保った成人であれば

窃盗を繰り返すというのはやはり考え難く



万引きの常習犯とされている人の多くが 

クレプトマニアの可能性が高いのではと



感じた林さんはクレプトマニアの人に

必要なのは実刑ではなく治療だと考えて

弁護を担当するようになったそうです。



現在は60件近くを担当し3分の1ほどが

認知症の人で徐々に増えているそうです。



高齢者の窃盗の割合は高くなっていて

女性は9割というデータがあると林さん。



認知症=クレプトマニアではありませんが

違法性の認識があり罪を認めてしまうのは

どちらも共通しているので警察官や検察官



裁判官に病気の影響により窃盗することを

理解してもらわなければなりませんが

かなり困難な作業だと林さんは指摘します。



朝田先生のように認知症の臨床に詳しい

専門家に相談しながら実刑ではなく治療の

道を切り開いて行きたいと話していました。



万引き予防のための対策は色々あります。



例えば大きなバックを持たないことや

買い物の時には必ず家族と一緒にいたり。



他にも透明なバックにしたり買い物前に

これから買い物することを人に連絡する

などの工夫をして防ぐことは可能です。



また認知症の場合は診断書を所持したり

認知症を隠さずに情報を共有するのも

"セーフティネット"に繋がると林さん。



まだ病気に対して理解が充分ではなく

出来れば裁判をはじめから担当したいと

心強い言葉を聴かせてくれた林さんは



気軽にセカンドオピニオンのように

相談して下さいと言ってくれましたひらめき電球



ニッポン放送「ひだまりハウス」

病的に窃盗を繰り返すクレプトマニアを



専門に担当している鳳弁護士事務所の

林大悟さんのお話ぜひお聴きくださいクローバー