杜鵑草
気分は"花の子ルンル"秋シリーズ
路地裏にひっそりと咲いていたのは
夏から晩秋まで咲き続けるホトトギス
花が長い間、咲いている姿にちなんで
「永遠にあなたのもの」「秘めた意思」
「永遠の若さ」という花言葉があります
花弁に斑点が入っている様子が鳥の
ホトトギスの胸元の羽毛に現れる斑点と
似ていることからこの名前がつきました。
鳥のホトトギスは昔から霊長とされ
植物のホトトギスも格調高い花として
茶花や生け花にもよく用いられるそう
別名のユテンソウ(油点草)という名は
若葉に油染みのような斑点が入ることから。
ホトトギスは約300年前の元禄時代から
人々に慕われてきたこともあり俳句で
詠まれてきましたが鳥を「杜鵑鳥」
草花のほうを「杜鵑草」と表記します。
風に揺られる可憐なホトトギスで一句
「飛ぶ姿 永遠に留める 杜鵑草」