人づくり

「月刊シニアビジネスマーケット」で

再スタートした"新リーダーたちの肖像"

11月号でお話を伺った介護業界を牽引する　

リーダーは株式会社らいふの小林司さん

有料老人ホームや在宅事業を手掛ける

らいふホールディングス取締役を務める

小林さんが保険会社から介護業界へと

転職を決めたのは56歳の時だったそう。

転職を決意させたのはご自身の父親の

介護経験で必ず自分も老いる時が来ると

ハッと気づき介護の業界にいつか携わり

理想を実現させたいと考えていたから。

小林さんが導き出した答えはシンプルで

"もし自分だったらと"と考えることです

'"派遣を切りました"という厳しい言葉が

小林さんから飛び出しましたがこれは

人手不足の悪循環に陥ってしまっている

現場を立て直すための大きな決断でした。

年齢も経歴も意識も違う人達が同じ職場で

働く介護現場で小林さんは若い世代には

ペンや箸の持ち方を教えることもあるそう。

何故なら介護職は対面業務であり例えば

食事介助の時に人生の先輩の前で彼らが

恥ずかしくないようするためと小林さん。

もしかしたら小林さんは少し口うるさい

“父親”みたいな存在かもしれませんが

「人づくり」をしていると感じました

誰も経験したことのない新型コロナに

直面している介護業界ですが今年は

介護保険がスタートしてから20年目。

さらに10年20年先を見据え介護業界も

一枚岩にならなければと指摘する小林さん。

どう乗り越えるか経営手腕が問われる中で

"やるかやらないか”を決めるのはトップの

覚悟次第と小林さんは言い切りました。

派遣ゼロという大胆な改革だけではなく

地域の高齢者をパワフルスタッフとして

雇用するなどの新しいアイディアを次々に　

実行に移している小林さんが介護業界の

ドン・キホーテになれるのか注目です