声を上げる。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

声を上げる。。。

朝6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS音譜


今朝はタイトルコールを忘れましたあせる
今月から私の担当は火曜木曜金曜にひひ


きょうは"差別と向き合う"をテーマに
記事をピックアップしてみましたメモ


まずは朝日新聞の企画記事からで
新型コロナでも感染した人や家族
医療介護従事者への偏見や差別が


問題になっていますが実は病気に
対するスティグマは昔から根深く
日本に蔓延っている人権問題です。


1996年まで国による強制隔離政策の
対象となっていたハンセン病では


熊本地裁が国の隔離政策などにより
元患者の家族が様々な偏見や差別を


受ける社会構造が形成されたと
認定したのは去年のことで現在も
人権が侵害され続けている現実が。


"病気そのものの苦しみに加えて
理不尽な偏見差別により涙を流した"


コロナ差別が起きている事態を受け
全国B型肝炎訴訟原告が出した声明


過去に薬害を繰り返している日本。


薬害HIV被害者の川田龍平さんが
実名を公表したのはまだ19歳の時
私が日本テレビに入社した年でした。


静かな語り口で闘った川田くんは
今は"いのちを守る"政治家として
当事者として活動を続けています。


2000年から厚生労働省担当として
サリドマイドや薬害肝炎被害者など


取材をしましたが患者さんが実名を
公表するには相当の覚悟が必要です。


サリドマイドは飲み薬による薬害で
薬害肝炎はウイルスに汚染された
血液製剤の投与が原因でしたが


病気に対しての正しい理解が欠如し
"感染したら怖い"という不安から


職場、学校、地域、社会の中で
自分のせいではないのに関わらず


心無い偏見や差別の波に当事者や
家族までも巻き込まれていくから。


それでも私が出逢ったみなさんは
同じ被害を2度と繰り返さないこと


正しい理解を広め偏見や差別などを
解消するために声を上げ続けました。


国を動かし支援法が作られましたが
法律が出来ただけでは病気による


偏見や差別を受けている当事者の
人権を守ることは出来ないのです。


何故なら不安は"無知"から生まれ
そして不安から差別が生まれるから。


新型コロナも分からないことが多く
誰もが漠然と不安を抱えていますが


差別や偏見のために語れなければ
病気の被害は更に広がっていきます。


もし自分だったらと考えること
そして知ることから始めて下さいクローバー


もうひとつの記事も朝日新聞で
去年開催されたラグビーW杯で


南アフリカ代表を優勝に導いた
黒人初の主将シヤ・コリシさん星


経済的に厳しい環境で育ったという
コリシさんは恩返しの意味を込めて


新型コロナで苦しむ故郷の貧しい
地区を支援する財団を立ち上げます。


貧困や人種差別の問題は全ての国
全ての人にとって他人事ではなく


スポーツ選手であるかは関係なく
声を上げなければとコリシさん。


残念ながら子供達が安心して暮らし
望む教育が受けられていない南ア。


子供達が苦しみ続けているなら
国として前進してないということ。


重要なのは子供達が将来について
選択肢を持てることであり彼の夢は
財団が必要の無い社会を創ること。


そんなコリシさんからの子供達への
メッセージはチャンスのために
準備を怠らないで欲しいということ。


彼もチャンスが来るか分からない中
ラグビーの練習に励んでいたそう。


"チャンスを手にするための努力"


これは子供だけでなく私達大人にも
当てはまる大切なメッセージですひらめき電球


偏見や差別の無い社会を目指し
次世代のために出来ることを。。。