回復する力 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

回復する力

朝6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS音譜


きょう私がピックアップしたのは
幾つかの記事から"回復"をテーマにメモ


平成以降の放火殺人事件で最悪の
犠牲者を出した京都アニメーション。


"生かすことが被害者の為になる"


全身の90%に火傷を負った容疑者は
絶命してもおかしくない状況だった
と東京新聞が主治医の記録を掲載。


なんであんな人間を救うのかという
抗議もある中で目の前の患者の命を
救うという使命を全うした医師。


"こんなに優しくされたことはない"


回復しつつある容疑者はスタッフへ
感謝の言葉をこう口にしたそうです。


自ら引き起こした悲惨な事件により
人の温もりを知るという皮肉。。。


奪われた数多の尊い命は取り戻せず
同情の余地は容疑者にはありませんが


彼の使命は生かされた意味を深省し
遺族と向き合い真実を全て語ること。


"全ては五分五分"という人生観を
持っていたのは作家池波正太郎さん。


海軍に召集され生きて帰れる確率は
五分五分と覚悟を決めていたから。


死を意識することは人間が残された
生の意味や使命を見つめ直す機会に。


そして身近な人に優しくなったと
池波さんは綴っていたと東京新聞。


母が手術中に死ぬかもしれないと
告げられた時にどんな状態でも良い
生きてさえいてくれたらと願った私。


もしも母が命を落としていたら
全く違った人生になっていたはず。


言語障害や右半身麻痺など障害が
残りましたが母の回復は私達家族の
新しいスタートに繋がりました。


命には限りがあるからこそ懸命に
生きることの大切さや障害があっても


当たり前の暮らしが送れることなど
たくさんの気づきに感謝しています。


また徴兵の18歳に達していなかった
ウォルト・ディズニーは年齢を偽り
赤十字救急隊に応募した過去が。


ですが戦地に赴く前に第二波の
スペイン風邪に罹ったディズニー。


当時は多くの感染者が病院で命を
落としていてディズニーは運良く
自宅に送られて命拾いしたそう。


もしディズニーが回復してなければ
数々の名作は生まれることはなく。


誰もが当事者となった新型コロナ。


"レジリエンス"とも呼びますが
人間には必ず回復する力があります。


逆境に直面しても跳ね返す復活力や
ストレスに晒されても適応する力。


変えられない過去に囚われずに
自分を変えることで今を変え未来に
繋がる小さな何かを生み出せたら。


回復は元に戻ることだけを意味せず
もっと優しい社会になるように。。。


"どうにもならない事は時々起きる。
起きる前から心配する必要はないさ"


ライオンキングのシンバの台詞ですが
スワヒリ語の「ハクナマタタ」の
日本語訳で心配ないや何とかなるひらめき電球


"何とかなる"はどの国の言葉も
共通した優しい響きがありますね。


ケ・セラ・セラ、ケンチャナヨー
なんくるないさ、let it be。。。


私の人生もハクナマタタになるかなあせる