歴史を刻む

朝6時30分から8時50分まで生放送

ラジオ日本「スマートNEWS」

きょう私がピックアップしたのは

"政府の杜撰な情報管理"について

森友・加計両学園をめぐる問題や

南スーダンの自衛隊日報の隠蔽

総理主催'桜を見る会'の名簿破棄など

安倍政権が記録を蔑ろにしているのは

いまさら指摘するまでもありません。

新聞では庶務を担う内閣官房が

発言者を明記した専門家会議の

議事録を作成せずと伝えています。

"自由闊達な議論をしてもらうため"

担当者はこう理由を説明してますが

検討会などを非公開にする時に

役所の人間が決まって使う常套句。

新型コロナウイルスへの対応は

公文書管理法のガイドラインに

基づいて"歴史的緊急事態"に

初指定されているほど重いもの。

政府の政策決定に関わる重要会議の

日時、出席者、議事録などの記録が

義務付けられていて専門家会議は

まさに重要会議に当てはまります。

首相官邸はウェブサイトに議事概要を

掲載していますが発言者は匿名です。

厚労省など行政を長く取材しましたが

そもそも"前例主義"をつらぬく役所が

記録を残さないということは自分達の

職務を果たしていないということに。

人類が経験したことのない感染症に

どう対応しているか記録することは

今を生きる人だけのためではなく

次の世代に引き継ぐために必要です。

情報公開の徹底は危機管理の本質で

民主主義の根幹であり信頼の第一歩。

世界的な危機の中で記録を蔑ろにした

日本の安倍政権と歴史に刻まれる事に

なってしまっていいはずがない。。。

今からでも遅くない情報公開を

あすは埼玉県知事の大野元裕さんに

番組では電話インタビューします

あさ6時30分からオンエアですが

radikoのタイムフリー機能を使えば

放送後に聴けますのでご利用下さい