マンパワー確保
ラジオ日本「スマートNEWS」
きのうの特集コーナーのゲストは
自民党の武見敬三さんでした

世界中で感染者が100万人に迫る
新型コロナウイルス感染の猛威。。。
厚生労働副大臣も経験している
武見さんに欧米のような医療崩壊を
起こさないために日本の医療現場で
何が必要かなどズバリ聴きました。
そもそも日本の緊急事態宣言には
欧米のように強制力がありません。
また特別措置法自体が2012年に
新型インフルエンザが流行した時に
既存の法律では対処できない部分を
補うために作られたもので医療を含め
社会機能の維持を目的とした法律。
緊急事態宣言は爆発的な感染による
都市封鎖という最悪の事態になる前に
発令しても良いと思うと武見さん。
ただ宣言を出す出さないに関わらず
重要なのは医療崩壊させないこと。
ICUや人工呼吸器などハード面の
確保は当然のことですが重症者に
対応する感染症専門の医師や看護師
臨床工学技士などのマンパワーが
不足していたら治療が出来ません。
イギリスではリタイアした医師や
看護師が現場復帰しているそうです。
日本の医療現場も人材確保のための
具体的な対策を取る必要があります。
新型コロナは指定感染症の二類に
指定されていて感染が確認されると
今は入院しなければなりませんが
軽症者に自宅待機を求めるならば
入院が必要ない四類にすべきとの
武見さんの指摘はうなずけましたし
また軽症者の経過観察や相談業務を
在宅など地域医療がバックアップする
連携体制の構築も必要だと思います。
新型コロナ以外の患者さんが治療を
受けられない事態も心配されますが
医療機関の役割分担を明確にして
総力戦で立ち向かう時と武見さん。
それぞれ感染状況が違う自治体の
首長の指導力も問われる場面であり
感染者が日毎に増えている東京都と
国の新型コロナの対策チームとは
連携がきちんと取れているので
引き続き正しいデータに基づいた
情報公開を丁寧にこれからもすると
武見さんは名言してくれました。
またPCR検査だけでなく血清検査の
導入を一刻も早くして新型コロナの
抗体の有無を確認する重要性も指摘。
治療薬の開発はコロナ制圧に向けて
世界がコンソーシアムで取り組んだり
日本の既存の薬にも効果があると
期待がかかり治験が進んでいますが
ワクチン開発に関しては残念ながら
国内のワクチンへの抵抗が根強く
日本企業は積極的ではないとのこと。
前列がないからこそ武見さんには
医療の知見をフルに活かして政策を
リードしていって欲しいと思います。
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