希望を描く
講演やイベントはほぼ中止ですが
ラジオ番組の収録だけは平常通りで
本当に仕事があるのは有難いです
嬉しいことに2013年から始まった
毎週日曜あさ6時25分からOAのニッポン放送「ひだまりハウス」
4月以降も続くことが決まりました
これも日頃から耳を傾けてくれる
リスナーのみなさんのおかげです
引き続きよろしくお願いします
前作からお手伝いしている介護を
テーマにした映画「ケアニン」の
監督鈴木浩介さんをお迎えしました
来月3日から有楽町にて公開の
映画「ケアニン〜こころに咲く花」
"ケアニン"とは人のケアに関わり
自らの仕事に誇りと愛情と情熱を
持って働いている全ての人のこと
前作では戸塚純貴くんが演じている
若手介護福祉士の大森圭は小規模で
アットホームな施設で働きながら
ケアニンとして成長していきました
1人1人に寄り添うケアを学んだ
大森圭でしたが入居者の人数も多い
特別養護老人ホームに職場を移し
今作では新たな課題に直面します。
効率化やリスク管理が優先される
特養の在り方に疑問を感じる大森圭は
果たして寄り添うケアは出来るのか
ぜひ劇場で見守ってあげて欲しい
WOWOW版の「空飛ぶタイヤ」
「下町ロケット」「沈まぬ太陽」など
骨太ドラマを手掛けている鈴木監督。
実はパーソナリティに焦点を当てた
ホームドラマを撮りたかったそう
前作は国内外でなんと約1300回の
上映会が開かれていることに監督も
嬉しいびっくりだと話していました。
観る人によって感情移入する人物や
場面も違っていて多くの人の心に響く
映画になっているのだと思います
認知症の妻を演じるのは島かおりさん
不器用に見守る夫を綿引勝彦さんが。
綿引さんはかなり役作りにこだわり
監督とも意見が一致したのはいつでも
必ずスーツを着て行くということ。
みすぼらしくないようにと体面を
気にする団塊世代をよく表してます。
しかもスーツは綿引さんの自前
そしてセリフがほとんどなかった
島さんは表情だけで心の細かい機微を
表現しなければならない難しい役。
ある意味で"圧"のかかる綿引さんの
演技に引きずられないのは島さん
流石だと鈴木監督は話していました
"1番観て欲しいのは色々な人の笑顔"
妻の食事介助をする綿引さんの姿を
離れたテーブルから優しく見守る
大森圭の笑顔はぜひ観て欲しいそう。
また鈴木監督のお母様への想いも
映画の中に込められているとのこと。
右半身麻痺だったというお母様は
介護サービスを利用していましたが
お世話になっている介護スタッフが
書いてくれた誕生日の寄書きの中の
写真の母親の笑顔が飛び切り素敵で
実はとても悔しかったと鈴木監督
家族では引き出せなかった笑顔。。。
さり気ないアイテムとして映画にも
登場しているそうでケアニンへの
監督のリスペクトが現れています
"出来ない理由を探すのではなく
どうしたら願いを叶えられるか"
大森圭のこのセリフは私が仲間の
介護職にいつも言っていること。
"もっともっとこうしておけば。。。"
どんなに尽くしても悔いは残ります。
目の前にいる大切な人のために
家族もケアニンも"今"出来ることを。
鈴木監督が描きたかったのは"希望"
ニッポン放送「ひだまりハウス」
鈴木浩介監督のインタビューは
来月12日にオンエアしますので
ぜひお聴きいただければと思います
映画「ケアニン〜こころに咲く花」の
詳細はこちらのホームページから☞
http://www.care-movie.com/2/