義経新伝説☆
劇団☆新感線「偽義経冥界歌」を
赤坂ACTシアターにて観劇しました![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
![ひらめき電球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/089.gif)
この舞台はいのうえ歌舞伎の新作で
中島かずきさんの完全書き下ろし![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
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英雄でありながらも夭折した義経を
哀惜する人々の心情を表す"判官贔屓"
その悲劇性により亡き後も人々を
魅力し続け不死伝説や影武者説など
様々な義経物語が紡がれてきました。
歴史上の登場人物はそのままに
奥州藤原氏の盛衰など史実を交えて
令和の時代に誕生した義経新伝説は
タイトルにもあるようになんと偽物![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
しかも"冥界"から蘇る
という英雄譚
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
奥州を治める奥華家の嫡男国衡で
後に偽義経を名乗る生田斗真さんは
正義感が強くピュアで少しお馬鹿で
一点の曇りもない天真爛漫さを備えた
まさに判官贔屓したくなる偽義経を。
謎多き人物とされる義経がこんなに
明るく光に包まれた存在なのは新鮮。
メタルマクベスに続き本公演に久々の
登場となる偽義経の父親秀衡役の
橋本さとしさんに再びロックオン![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
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姿形も声も何もかも圧倒的な存在感![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
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妻と息子に裏切られる悲劇の父では
決して終わらない"不屈の漢"秀衡を![ラブラブ!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/186.gif)
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冥界から蘇った地獄の軍団を率いて
野望を剥き出しにする橋本さんは
悪の魅力全開で釘付けになりました。
偽義経の弟泰衡役は中山優馬くんで
正妻の子でありながら次男という
立場で常に謙虚で兄を慕う良き弟。
嫡男という呪縛はそれ以外の兄弟の
自尊心を必ず傷つけているはずで
従順であればあるほど不憫な存在。
国衡にうっかり斬られて死んでしまう
義経を演じるのは早乙女友貴さんで
こんなに早くに本物が居なくなる
と
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思いましたがやはり義経は死んでも
立ち回りはキレキレでしかも性格も![ショック!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
![ショック!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
「蒼の乱」に出演した時はなんと
早乙女くんはまだ17歳だったそう![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
偽義経が光となり本物の義経と
跡を継ぐべき血筋の泰衡が影に。。。
登場する人々はみんな茶目っ気が
たっぷりで粟根まことさん演じる
源頼朝も例外ではなく鬼より怖い
妻北条政子の尻に敷かれるダメ亭主
しかも若い愛人のおかめの方と
イチャつくのはお約束の源氏大将。
普段は早めに死んでしまう役が多い
粟根さんなんとリーダー役は初![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
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静御前ならぬ大陸から来た歌うたい
静歌を藤原さくらさんで彼女の歌が
この物語を導く大切な鍵となります。
秀衡の妻で巫女でもあり夫や息子を
陥れる非情さと気丈さを持ち合わせた
黄泉津の方をりょうさんがはまり役。
魂を導く歌を歌う女と国を守る女
いつの時代もやっぱり女性が要に。
とにかく主要人物が次々と冥界に
行ってもなお闘い続ける哀しい男達。
父親から"お前は空っぽだ"と詰られ
生まれて初めて苦悩する偽義経。。。
歴史は勝者によって作られますが
戦に勝ち残った者が勝者でもなく
天下を取った人間が英雄でもない。
"俺は誰でもない"偽物か本物かは
関係なく人の心を動かした者が英雄。
こうあって欲しいという義経像を
人々が勝手に心に想い描き投影する
偽義経はそんな判官贔屓を映す鏡。
全てを吹っ切った偽義経はやっぱり
ただただ真っ直ぐに突き進んでいく。
いのうえ歌舞伎"偽義経冥界歌"は
赤坂ACTシアターにて3月24日まで
上演していますのでぜひ劇場で![にひひ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
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