ディスレクシア | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

ディスレクシア

毎週日曜あさ6時25分からOAの
ニッポン放送「ひだまりハウス」


「うちの子は字が書けない」を
出版した漫画家千葉リョウコさん


"発達性ディスレクシア"について
インタビューさせていただきましたひらめき電球


知的能力や聴いて理解する力には
問題はないけれど文字を読んだり


書いたりすることに困難を示す
症状を"発達性読み書き障害"または


"発達性ディスレクシア"と呼びますが
発達障害のうちの学習障害のひとつ。


発達性ディスレクシアの人は文字が
読めないのではなく練習をしても


音読が出来なかったり音読出来ても
スピードが遅かったり漢字や仮名の
形を思い出すことが難しい場合も。


脳機能の発達に問題があり本人の
勉強不足が原因ではありません。


日本の小学1年生から6年生までを
対象とした調査の結果では約8%が


発達性ディスレクシアと診断され
40人学級に3人いるということに。


ですが認知度がとても低い障害で
特別支援学級の先生ですら存在を
知らない人もいるのが現状です。


千葉さんの息子さんのフユくんは
小さい頃から本を読むのは大好きで


祖母からもらった図鑑セットも
隅々まで読み込んでいたそうです。


ただ小学生になってもお絵かきに
興味を持たなかったりなかなか字を


書けるようにならず漢字練習の
ノート1Pに1時間かかることも。


フユくんも苦手だと意識していて
連絡帳に漢字の宿題をわざと書かず
やらないで良いようにしていたり。


何でこんなことが出来ないのと
フユくんを怒ってしまったことも
あったと千葉さんは振り返ります。


フユくんだけでなく多くの子供が
予習復習をしてこないや漢字テストが


出来ないという間違ったレッテルを
貼られて辛い想いをしています。


悩んでいた千葉さんは小6の時に
発達性ディスレクシアの専門家の


筑波大学の宇野彰先生の講演を
聴きディスレクシアだと確信を持ち


宇野先生にメールで相談をし面談と
検査を受け正式に判定されたそう。


"私もフユもずっと理由が欲しかった"


こんなに一生懸命に頑張っていて
努力しても書けるようにならない
原因を知りたかったと千葉さん。


原因が分かれば改善する方法が
必ずあるはずと思っていたから。


"自分のせいでもない、ましてや
お父さんお母さんのせいでもない"
原因が分かりホッとしたフユくんクローバー


また1人1人の苦手が違いますので
大事なのは最初の検査と本人に合う
トレーニング方法を見つけることひらめき電球


フユくんの場合は書いて覚えるより
文章にして口で覚えるのが得意で


"花"という漢字はカタカナの「サ」
「イ」「ヒ」で出来ているので


"花がサイて、ヒヒっと笑う"と
文章にして漢字を覚えることにメモ


漫画家の千葉さんの腕の見せ所で
フユくんと一緒に覚え易い文章を
考えて単語カードを作成しました。


カードを持ってきてくれましたが
お2人の努力が伝わってきましたクローバー


さらに勉強が難しくなってくる
中学校の入学の際に千葉さんは


テストにふりがなをふったり
黒板をデジカメで撮影するなどの


配慮が可能か学校に聞いたところ
他の生徒が"あの子だけずるい"と


えこひいきと感じてしまうので
出来ないと言われてしまったそうあせる


ただ特別扱いはして欲しくないと
フユくん自身も望みませんでした。


2016年に障害者差別解消法ができ
特性にあったサポートをするという
合理的配慮が義務付けられました。


希望する高校に進学することが
出来たフユくんですが高校でも
やはり合理的配慮は受けられず。。。


自分の苦手を知ったフユくんと
苦手に二人三脚で向き合っている


千葉さんのコミックエッセイは
ぜひみなさんに読んでもらいたい本


料理の世界に進むという夢を持ち
フユくんは頑張っているそうですニコニコ


とても気づかれにくい障害である
"発達性ディスレクシア"を1人でも
多くの人に知って欲しいと千葉さんひらめき電球


ニッポン放送「ひだまりハウス」
千葉リョウコさんのインタビューは


来月8日にオンエアしますので
お聴きいただければと思います音譜