初芝居♫ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

初芝居♫

昨年もたくさんの舞台を観劇して
夢と希望をもらい励まされましたラブラブ


2020年も日常を忘れるために!?
劇場に足を運びたいと思いますにひひ


今年の観劇始めはやはり歌舞伎座ひらめき電球


壽初春大歌舞伎夜の部の演目は
「五斗三番叟」「連獅子」
そして「鰯賣戀曳網」の3つ星


「五斗三番叟」は源平合戦の後の
頼朝と義経兄弟の物語の中のひとつ。


義経を誑かし自堕落な生活をさせる
悪い家臣の錦戸・伊達兄弟ですが
仲が良いので何となく憎めない2人。


猿之助さん演じる亀井六郎の諫言にも
耳を傾けない義経の参謀に呼ばれた
軍師の五斗兵衛を初役で白鸚さんが。


"五斗"飲むほど酒好きの五斗兵衛は
巧みに酒を勧められて滝飲みなど


蝶々発しで豪快に飲み干していく
やりとりをユーモアたっぷりににひひ


酔い潰れてしまった五斗兵衛ですが
彼を見込んでいる歌六さん演じる


泉三郎が刀をカチンと鳴らす音に
パッと反応し泥酔がわざとなのが
分かりなるほどと唸らされましたひらめき電球


NHKのドラマ出演のため歌舞伎座
登場は久しぶりとなった勘九郎さん
七之助さんによる「鰯賣戀曳網」


観るのは2度目ですが中村兄弟の
仲の良さが微笑ましく大好きな演目ラブラブ


実はお姫様でありながら傾城の身の
蛍火と鰯売りでありながら大名と偽り
恋を叶えようとする猿源氏の物語。


何とも言えない可愛らしい表情の
猿源氏に客席からも温かい笑いが音譜


身分の違う2人の恋は実るのか。。。


没後50年を迎える三島由紀夫が
描いたお伽噺のような人情喜劇が
歌舞伎座を優しく包んでくれましたクローバー


そして夜の部の見所は何と言っても
猿之助さんと中車さんの息子の
團子くんによる「連獅子」でしたアップ


古典演目で中心の役を演じるのは
初めての團子くん奮闘してましたにひひ


親子競演の連獅子はある意味で
とても微笑ましくて感動しますが


舞踊の名手である猿之助さんと
團子くんの連獅子は澤瀉屋の型を
伝え受け継ぐ者同士の緊張感が漂い


崖から突き落とされても這い上がる 
若獅子の姿に心を揺さぶられました。


実は小学生になる前から中車さんに
連れられ歌舞伎を観ていた團子くん。


"父は努力の人"と言う團子くんですが
その努力が自分の為でもあることを
きっと息子として分かっているはず。


伝統だけでなく想いを受け継ごうと
舞台に立つ若き歌舞伎役者に喝采をクローバー


胸を熱くしてくれる歌舞伎を今年も
学びながら観ていきたいと思います音譜