なんとかなる | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

なんとかなる

月刊シニアビジネスマーケットで
インタビューしたことがご縁となり


介護付き有料老人ホームなどを
展開する太平洋シルバーサービス


創業35年を記念するセミナーの
お手伝いをさせていただきましたニコニコ


前半は認知症予防をテーマにして
北海道などで「出張脳活塾」を
開催しているNPOシーズネットの


柿沼英樹さんが体験型のセミナーで
笑いを交えながらのプログラムをひらめき電球


在宅医療に長年携わっている
医師で作家の米山公啓先生は
多岐にわたる最新データを引用し


生活習慣病の予防が認知症予防に
繋がることや食事から睡眠など
幅広い視点からお話いただきましたひらめき電球


後半は認知症になっても"大丈夫''と
思える心構えをテーマにした座談会メモ


柿沼さんが脳活塾を始めたのも
認知症への不安や恐怖感を持つ人が


多かったためプログラムを通じて
不安を軽減したいと思ったから。


どんなに予防を心がけていても
認知症になる時はなりますので


あまり考え過ぎず"なんとかなる"と
相談者には伝えているそうです。


そのために柿沼さんのNPOでは
"仲間づくり居場所づくり役割づくり"


この3つに取り組んでいて脳活塾に
参加しているみなさんが自主的に


趣味のサークルやボランティアを
始めたりしていてメンバーの数は
なんとビックリマーク1000人を超えているそうにひひ


普段からの繋がりが助け合う下地にクローバー


作家として300冊近い本を出している
米山先生の勉強量はとてつもなく


国内外の認知症に関する研究や
論文も余す所なく把握されていて


その上で長年認知症の方や家族と
向き合ってきた経験を踏まえて医師が
外来で出来る事はあまりないと明言。


唯一出来るのは"励まし褒めること"


例えばトイレに間に合わずに玄関で
排泄してしまった時にはえらいね
外でしないでと肯定する言い回しを。


この話を聴いてあともう少しで

我が家という所で母が一度だけ



トイレに間に合わなかったこと

思い出しましたがその時に咄嗟に



"お母さんよくここまで頑張った"

ちゃんと言えていた自分を褒めたいビックリマーク



認知症だった母親の介護を在宅で
9年ほどしていたという米山先生は


元気な頃を知っている家族が
複雑な想いを抱えてしまうのは


やむを得ないことだと当事者の
1人として痛感しているからこそ
早く受け入れることが大切だとも。


ご自身も60を過ぎて他人事ではなく
新しい体験をするようにしていて


ネットで絵を学ぶ芸大に挑戦するも
除籍になってしまったり畑にも手を


出してみたものの臨床医の仕事とは
両立することは容易ではなかったなど
成功ばかりでないのも微笑ましくショック!


思わぬ副産物があったのはピアノで
とても素晴らしいピアノを購入し


アプリでレッスンしているそうですが
ご自分よりも音楽をやっている仲間が


そのピアノで発表会を開いたりと
集う機会や場所が出来たとのこと音譜


面白いと思ったことは徹底的にと
実体験を交えながら話す米山先生。


また逆説的にもなりますが無理に
毎日デイサービスに行かなくても
ボランティアをやったりしなくても


自分らしく自由に選択できることも
大事だと米山先生は指摘します。


柿沼さんの脳活塾のコンセプト
"無理せず気にせず我慢せず"は
色々なことに通じる気がしますひらめき電球



ユーモアと笑いを忘れないのも
お2人に共通していることでしたにひひ


失敗しても間違っても忘れても
きっと"だいじょうぶなんとかなる"


認知症になってもこう思える
地域や社会を作るのは私達自身クローバー