家族のために。。。

宝塚雪組「壬生義士伝」を先日

観劇してきましたが泣けました

原作は私も大好きな浅田次郎さんの

ベストセラー小説で新撰組の中で

1番強かったと称される南部藩出身の

吉村貫一郎を主人公にした物語です。

仲間に守銭奴と蔑まされても全ては

極貧の故郷に残してきた家族のため。

"生きるために人を斬る"だから

死ぬわけにはいかねえと南部弁で

呟く望海風斗さん演じる貫一郎に

切なさいっぱいでハンカチ離せず

朝美絢さん演じる斎藤一も始めは

朴訥で自分とは正反対な貫一郎を

毛嫌いしますがいつのまにか

義を貫き続ける彼を認めるように。

そんな貫一郎を死なせてはいけない

生きていて欲しいとみんなが想う。

大罪の脱藩をしながら瀕死の状態で

家族が待つ故郷に戻った貫一郎に対し

非情に振舞いながらも優しさが滲む

上級武士の養子になり身分の違いが

出来てしまった大野次郎右衛門役の

彩風咲奈さんの演技も泣けました

1人1人の想いが丁寧に描かれていて

期待を裏切らない"壬生義士伝"でした