グロテスク
長くご贔屓にしている花組芝居![にひひ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
![にひひ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
演劇の裏方に興味があるという
立教の後輩を連れて行きましたが
初花組芝居で「毛皮のマリー」は
少々刺激が強かったかなと思いつつ![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
寺山修司さんによりこの作品が
生み出されたのは1967年のこと。
言うまでもないが50年以上も前に
この作品を書いた寺山さんはすごい。
40歳の男娼マリーは美少年欣也を
まるで籠の中の鳥のように可愛がり
自分を"お母さん"と呼ばせている。
言いつけを頑なに守ってマリーが
居間に放った蝶々を捕まえては
標本にし無邪気に遊んでいる欣也。
マリーが不在の時に押しかけて
外の世界は素晴らしいと欣也を
しきりに誘惑する美少女紋白。
そしてマリーを敬愛する醜女の
マリーと呼ばれている下男の妄想。
歪んだ愛と執着心と共依存。。。
断ち切りたいのに断ち切れない
母と子の残酷な愛憎を描いた作品。
寺山修司さん生誕80周年の2015年に
花組が上演したのを見逃していたので