WOMAN20☆ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

WOMAN20☆

きのう今日と都内で開催されていた
G20に女性に関する政策提言を行う


民間主導のグループWOMAN20にて
"患者や介護者としての女性の就業"を


テーマにしたスペシャルセッションの
司会を務めさせていただきましたひらめき電球


世界のほぼ全ての国で男女差別は
否定されているにもかかわらず
格差が無くならないのは何故かはてなマーク


「女性」と「疾患」2つの側面から
ジェンダーの平等を追求するための


課題や対策を患者、医師、企業、
女性活躍を推進する方に登壇いただき
様々な角度からお話いただきました星


まず20代から30代の女性が多く
見た目では症状が分かりづらい


多発性硬化症(MS)という難病の
当事者である田中美紗子さんは


突然発症し全てを失うのではないか
という恐怖を感じ焦りや不安から


自分を追い込んでしまったという
正直な気持ちを語ってくれました。


家族や仲間達のサポートもあって
復職できたそうですが仕事と治療を 


両立させるためには会社サイドの
病気への正しい理解が必要であり


周囲の心の負担を無くすためにも
また本人が遠慮しながら仕事量や
休みの調整をしなくて済むように


本人が希望するキャリアプランや
病状や治療などの情報を共有する
システムがあった方が良いとのことひらめき電球


また社内に何でも相談できる人を1人
見つけておくというアドバイスもメモ


"私達抜きに私達のことを決めないで"


当事者の声の大切さを強調したのは
新潟大学神経内科の河内泉先生。


MS患者さんの約4割が離職や転職を
経験していることや病気への偏見で 
 

病気のことを話せていなかったり
結婚や出産の妨げになっていたり
切実な現状を紹介してくれました。


多発性硬化症は2000年に薬物治療が
可能になり治療を継続しながら
日常生活が送れるようになったこと


また障害者支援の法律の中に
難病なども含まれるようになり


就労支援など社会的なサポートは
少しずつ確立されつつあるとの事。


あとは社会的価値観を変えていく
その段階に来ていると河内先生星


そして企業の立場からは会社全体で
ダイバーシティとインクルージョンに


取り組むだけでなく個々人でも
男女平等の実現に向けての目標を
掲げることを進めているとのこと。


また組織を率いる社長が育休を
取ったという事例の紹介があり


まさに河内先生が指摘した価値観を
変えるマインドセットをリーダー
自らが行動で示しているとのこと。


女性活躍を推進するカタリストの
アドバイザーの塚原月子さんは


ヘルスケアなどの格差がもたらす
経済的な損失はデータでも明らかで


家事分担、賃金、年金など様々な
指数を示しながら女性活躍のために
必要な政策提言をしていくとのこと。


女性の能力を引き出し活用すれば 
家庭、子供、コミニティーにまで


その恩恵が広がっていくことは
もうずっと前から指摘されています。


"女性への投資は未来への投資"


働く女性だけではなく生涯を通して
ジェンダーによる格差解消の意識を
持つための教育も必要不可欠ですクローバー


ノーマライゼーションという言葉が
生まれたのは今から60年以上前。


"障害は当事者ではなく生き辛さを  
生み出している環境の側にある"


これは障害者や高齢者だけではなく
女性に関しても当てはまります。


女性特有の疾患や妊娠出産などが
理由で女性が輝けてないとしたら
問題は間違いなく社会にあります。


18歳の時に母の介護に直面し
経済的な貧困も経験しましたが


それはハンデではなく私の"強み"に
なっていてこの場に居ることが


何よりの証ですとの私のコメントに
皆さんが温かい拍手を送ってくれて 
思わず泣きそうになりましたがあせる


本当に励みになりましたし諦めず 
頑張ってきて良かったと思いました。
 

"女性はそのまま変わらなくて良い"
河内先生からこんなメッセージが。 


女性の声に耳を傾ける時が来たとも。
ぜひ男性にも意識改革も求めたい。


全ての人が"もし自分だったら"と
考える想像力を持って1人1人に


出来ることを行動に移せば必ず
社会は変わると確信していますニコニコ


女性の輝く社会ではなく"輝く社会"を
創造する鍵を握るのは女性自身クローバー


貴重な機会を与えてくれた皆さんに
そして亡き母に心からの感謝を。。。