親を想う。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

親を想う。。。

二月大歌舞伎昼の部を観劇ニコニコ


演目は「義経千本桜〜すし屋」
「暗闇の丑松」「団子売」ひらめき電球


親不孝を重ねている放蕩息子の
いがみの権太の"いがみ"はゆがみが
訛ったもので性格が悪い男のこと。


忠義を果たしたにも関わらず
悲しいかな父の逆鱗に触れ悲しい
結末を迎えてしまういがみの権太。


悪ぶっているけれど実はシャイな
不良少年のようで自分に重なると
権太を初役で演じる松緑さん。


"死ぬかもしくは役者を辞めるか"


40歳で早逝した父親の年齢を自分が
超えるとは思っていなかったという
松緑さんは今月44歳になるそう。


私の母も40代で亡くなったので
"この歳に母は"とどうしても自分と
重ねてしまう気持ちがあります。


母を追い越すまであと3年。。。


とても早くに結婚し3人子供を
持った母と全く違う生き方の私の 


人生とは比べようもありません
私は何を残せるのか自問自答中あせる



「暗闇の丑松」も哀しい物語。


真っ直ぐな男だからこそ運命に
翻弄されてしまう丑松は大切な


女房を信じることが出来ずに
さらなる暗闇に落ちていきます。


愛する亭主のためと騙されて
女郎に身をやつした時蔵さんが
演じるお米もあまりにも可哀想。


感情を押し殺しながら人を殺める
菊五郎さん演じる丑松の姿には
深い絶望が滲み出ていました。


二月大歌舞伎は今月26日までクローバー