ぼけますから | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

ぼけますから


ニッポン放送「ひだまりハウス」
現在ポレポレ東中野で公開中の映画
”ぼけますからよろしくお願いします”
の監督信友直子さんにインタビューひらめき電球


この作品は認知症の母と介護をする
父の姿を娘の目線でありのまま
カメラに収めたドキュメンタリー星


信友さんがお母さんの異変に
気づいたのは2013年頃のことで


電話で何度も同じ話を繰り返したり
帰省すると洗濯物がたまっていたり
りんごを沢山買ってしまっていたり


信友さんはお母さんに気を使って
その異変を口に出来なかったそう。


ですがやっぱり病院に行こうと
言うと素直に受け入れたお母さん。


”どうしたんじゃろねぇ。。。”と
ご自身も不安を抱えていたのです。


娘が帰って来たのにご飯を作れず
ごめんねと謝る母親の想いに触れた
時に1番泣いてしまったと信友監督。


アルツハイマーと診断された時
お母さんは85歳でお父さんは93歳。


老々介護の日々がスタートします。


自分が広島に帰り介護した方がと
両親に提案しましたが父親からは
”わしがやるから大丈夫”との返事。


戦争のために言語学者になるという
夢を諦めた大正生まれのお父さん。


好きな仕事を続けて欲しいという
父親の願いと夢を娘に託したのです。


90歳を過ぎて妻の代わりに家事を
やることになったお父さんですが


料理、洗濯、買い物さらに裁縫まで
こなす姿に本当に頭が下がりました。


しかもお母さんのやり方通りに。。。


お母さんへの想いが溢れていて
お父さんは”男らしい”と改めて
尊敬したと信友さんは話します。


また自分の中で起きていることに
混乱し嘆く時もあるお母さんですが


タイトルにもなっているユーモアを
忘れない母らしさも残っているそう。


娘がいるのに介護サービスを使う
後ろめたさがあったそうですが


介護はプロに任せて家族にしか
出来ない”愛すること”をやりなさい
という医師の言葉に救われます。


認知症による不安や混乱の様子
老々介護や遠距離介護の現実
第三者の手を借りるという選択など


多くの人がこれから直面する問題が
この映画の中では描かれています。


自分の使命は2人の生きる記録を
残すこととカメラを回す信友さん。


”お父さんお父さん”と甘える母。


世代もあり抑制的な主婦だった
お母さんが解放され可愛らしい姿を


見せるなど発見が出来ているのは
母が認知症になったからこそ。。。


映画はポレポレ東中野をはじめ
全国で順次ロードショーされますニコニコ


ニッポン放送「ひだまりハウス」
信友直子監督のインタビューは


来月2日にオンエアしますので
ぜひ聴いていただければと思いますアップ