理想の社会 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

理想の社会

在宅医療カレッジ27のゲストは
内閣官房で健康医療戦略室次長を
務める経済産業省の江崎禎英さんひらめき電球


”データは嘘をつく”と切り出した
江崎さんは視点を変えて見ることで


同じデータから全く別の世界が
浮かび上がってくることを証明アップ


例えば社会保障が大変だとの根拠に
常に使われている人口構造のグラフメモ


50歳を基準と考えて250年という
スケールでこれからの日本を見ると


そこには21世紀型の理想の社会がクローバー


医療の進歩や経済が発展した国が
超高齢社会になるのは当然のこと。


何も想定外の出来事ではないのです。


健康で長生きできるようになり
人類の理想を実現している日本。


戦争や飢餓ではなくがんで死ねる
世の中になったということ。。。


昔に比べ10歳は若返っている中での
”高齢化対策”という呼び方にも
疑問を投げかけている江崎さん。


高齢者の定義を75歳に変えれば
支え手の生産人口は変わらないし


実際に男女ともに80歳近くまでは
半数が健康を維持できていると指摘。


”増大し続ける”と悪いニュアンスで
表現されてしまう医療や介護の費用も


お金を使って人が幸せになるならば
社会への投資と考えられるはず。


だだ人生の最期の1か月に医療費が
集中している現状を見ると幸せへの
投資にはなっていないのは明らか。


1980年代に作られた社会保障制度を
そのまま運用するのに無理があり
バブル時代に戻すのも不可能。。。


感染症との闘いだった時代は原因が
明確で誰でも同じ医療でOKでしたが


老化や生活習慣病を抱えた人達へは
別のアプローチが必要となります。


患者像自体が変化している中で
求められているのは病気だけを診る


医療や医師ではなく患者の人生を
見守り寄り添う医療やケアですクローバー


これまで在宅医療カレッジでも
医療の限界を知りケアの可能性を
広げるための学びを重ねてますが


重要なのはこれらの変化を受け入れ
これまでの常識に捉われないことひらめき電球


役所は様々なデータを根拠にして
色々な政策を打ち出していきますが


時にデータを都合良く解釈したり
不都合なデータを隠したりします。


”働き方改革”に関する厚生労働省の
ずさんな調査は以ての外でしたプンプン


費用をかけた比較調査の結果が
”ちょっとだけ健康”という笑い話を
引き合いに出しながら江崎さんは


ビッグデータだけでは正しい答えは
導き出せないと指摘していました。


当たり前のことですがデータは
数だけでなくその質が問われます。


医療の使用に耐えられるAI技術を
作りたいと夢を語っていました。


データが示す真実や意味することは
何かを読み解く力そしてデータの


先の未来を想像する力を持てるか
伝える私も磨いていきたいです。


そしてこれから積み上げられる
皆さんによるケア一例一例が
その礎となると信じていますクローバー


”当然のことを言葉にしただけ”の
江崎さんですがリスクを覚悟で
本を書きましたと言ってましたあせる


”おかしいことをおかしい”と
しかも”当たり前のこと”を言う


人間を排除する組織や社会には
決して未来はないと思います。


1000年に一度の転換点という
今を生きる私達の選択肢によって
未来は大きく変わると江崎さん。


社会を変えるのは私達1人1人。。。


応援団は現場に沢山いますので
江崎さんに良識ある行政官として
これからも気を吐いて欲しいですニコニコ