小さな道標

文京区男女平等センターにて

講演をさせていただきました

拙著「十年介護」(小学館文庫)を

出してから全国で講演していますが

男女共同参画事業の一環で

声をかけていただくことも多く

母の介護の話を中心に女性の 

生き方についてもお話しました

私の周りの女性は両親の祖母も

母も叔母もみんな働いていたので

そもそも”男女共同参画”という

言葉にもずっと違和感があります。

我が家は経済的に裕福ではなく

働くことは生きるために当然のこと

そう子供の頃から思っていました。

また輝くという綺麗な言葉で

表現されるのも違う気がします。

きょうは珍しく男性の姿が多く

ある人は真剣にメモを取りながら

ある人は大きく頷きながら

講演を聴いてくれていました。

介護が女性だけの問題ではないと

危機感を男性も持っていることが

ひしひしと伝わってきました。

”自分で納得して人生を選択できる”

男女関係なくそんな生き方が

出来るような社会にするために

まだまだ声を上げ続けなければ

未来は変わらないのだと思います

私が歩いてきた細い道が誰かの

小さな道標になりますように。。。

あっきょうは父の日でしたので

父の悪口は少な目にしておきました

全国のお父さんお疲れ様です