スポーツファーマシスト
”スポーツファーマシスト”という
資格があるのを皆さんご存知ですか
オリンピックなどスポーツ選手の
ドーピングが世界的に大きな問題に
なっていることを受けて日本でも
日本アンチドーピング機構が
2009年に日本薬剤師会と共に
スタートさせた認定制度です
現在約8000人の方が資格を取って
ドーピング検査や薬などに関する
啓発活動を行なっているそうですが
なかなか知られていないのが現状
きのうはスポーツファーマシストの
遠藤敦さんのお話を聞いてきました
日本での違反事例は海外と比べ
10分の1で意図的なものではなく
”うっかり”なケースが多いそう
そこで力を発揮できるのが
スポーツファーマシストです
薬剤師に求められているのは
うっかり飲んでしまったなどの
ドーピングに関する相談ではなく
禁止されている薬物を飲む前や
手に取る前のサポートだと遠藤さん。
日本初のドーピング防止活動を
事業とする株式会社アトラクを
立ち上げたりガイドブックを
出版したり遠藤さんは薬剤師による
スポーツファーマシストの活動を
ボランティアで終わらせずに
きちんと報酬が得られる仕事に
するべく活動を行なっています
またドーピングについて学べる
うっかりドーピング防止ゲーム
「ドーピングガーディアン」という
カードゲームも昨日は体験しました
”うっかり”薬物を使用してしまうのを
避けるということを意識させるのに
非常に役に立つものだと思いました。
薬剤師などの専門職だけでなく
ドーピングについて学ぶ教材として
小学校などで取り入れてはという
意見も皆さんから出ていました
競技のレベルが向上してきている
パラスポーツでも今後ドーピングの
知識は絶対に必要なものになります。
文化放送「みんなにエール!」でも
ぜひ紹介したいと思いました