誰よりも愛を。。。
2018年も宝塚観劇スタートしました
雪組新トップコンビ望海風斗さんと
真彩希帆さんのお披露目公演です
フランス革命の中心人物だった
ロベスピエールの生涯を描いた
ミュージカル「ひかりふる路」
自由、平等、博愛という理想を掲げ
誰よりも闘うことを嫌っていたのに
反対勢力や諸外国との対立や
大切な仲間による裏切りを受け
理想を実現するために力による
恐怖政治に突き進んでしまった
ロベスピエールの光と陰に迫る作品。
5組全てを経験している真彩さんが
演じるマリーはオリジナルの人物。
革命により家族と恋人を殺され
革命の象徴であるロベスピエールに
復讐するために近づいていきますが
彼の真っ直ぐさに触れたマリーは
次第に心を寄り添わせていきます。
宝塚の舞台でロベスピエールは
時に情熱を滾らせる青年だったり
恐怖政治の冷酷な独裁者として
描かれてきましたが今作品では
理想と現実の狭間で苦悩する彼の
深層心理を望海さんが渾身の演技と
高い歌唱力により豊かに表現し
誰よりも愛を求めていたはずの彼の
哀しみと人間臭さが伝わってきて
どんどん引き込まれていきました
革命の同志ダントン役を演じるのは
八重歯がのぞく笑顔がチャーミングな
彩風咲奈さんで豪快でありながらも
憎めない所もある魅力的な人物を
男役も女役もこなす個性溢れる
専科の沙央くらまさんはこの公演で
退団だそうでちょっと淋しいです
望海風斗さんの名前にちなみ
希望、海、風、北斗七星の4つを
モチーフにした新生雪組の船出を
華やかに飾るレビューも見応えあり
周辺も新しい街に生まれ変わります
TOKYO MIDTOWN HIBIYAのビルも
全景を現し劇場までの遊歩道も
ワクワクする素敵な雰囲気に
2018年も前向きに頑張るパワーを
宝塚観劇でチャージしていきます