真の姿。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

真の姿。。。

まだまだ続く芸術の秋シリーズぶどう


先日、KAAT 神奈川芸術劇場にて
舞台「オーランドー」を観劇ニコニコ

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麗しき青年貴族オーランドーが
一夜にして女性へと変貌を遂げ
性別も時間も超え愛を追求する物語。


原作はイギリスの女性作家
バージニア・ウルフの小説で
白井晃さんの演出で日本初上演ひらめき電球

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力強い眼差しを持ち心地よい声音の
多部未華子さんがオーランドー役。


”彼、彼女、私、オーランドー”と
時に主観的に、時に客観的に
自分自身の呼び名を変えていく。


300年の時を自問自答しながら生きる
オーランドーが見つけた真実とは。


リボンの騎士のような衣装や
トルコの民族衣装から一転して
白いシーツを纏ったオーランドー。


ハッとするほど美しいこの姿こそが
あらゆるものを超越し愛を求める
人間の真の姿なのかもしれません。


そして多部さんとの年の差の
キスシーンも話題になりましたが


美しいオーランドーを寵愛する
エリザベス女王を小日向文世さん。


強めのチークを入れた白塗りで
要所要所にコミカルな演技を挟む
これが小日向さんの演技の真骨頂アップ


やっぱり小日向さんは凄い役者です星

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16世紀から20世紀までという
無茶苦茶な時代設定に20人もの
登場人物をわずか6人で演じる舞台。


さらに役者全員が語り部であり
舞台セットまで自分達で転換。。。


戸次重幸さん、野間口徹さん
池田鉄洋さんという実力者だから
成し得た舞台「オーランドー」


欲を言えば多部さんと小日向さん
以外の皆さんもポスターのような


おとぎの国から飛び出たような衣装を
身に付けた姿をもう少し見たかったあせる

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「マハゴニー市の興亡」では
観客を市民に見立てるために客席を


大きく削って舞台を取り巻くように
”市民席”を作る大胆な演出でした星


今回は大きなセットを使用せず
生演奏のピアノなどを配置して
ホリゾント幕に映像を写すだけ。


奥行きをたっぷり使った演出で
同じ劇場とは思えませんでした叫び


芸術監督を務める白井さんが
KAATをどんな風に変えるのか
次回の作品も楽しみですニコニコ