医療を超えた! | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

医療を超えた!

介護付き有料老人ホームを運営する
サンケイビルウェルケア主催の
事例発表のお手伝いをしてきましたひらめき電球


去年に続き2回目の審査員でしたが
今回はよりレベルアップしていて
甲乙のつけ難い内容ばかりでした。


80を超える年齢や脳卒中など
かなり困難と思える状態の方を
ケアにより自立へと導いています。


例えば脳出血のため全身拘縮で
経鼻経管をしていた女性のケース。


家族でさえ諦めてしまっても
仕方のない状況ですが口からの


食事を目標にして胃ろうを造設し
経鼻経管を外すことからスタート。


経鼻のチューブを外したことで
喉の異物感が無くなり咀嚼や
嚥下機能がスムーズになったそう。


胃ろうと経口常食を併用しながら
椅子に座り自分で食べる訓練により
全身の筋緊張も取れ歩行も可能に。


さらに意識の覚醒水準も向上し
言語まで戻ってきたとのこと。


”まさに介護が医療を超えた”
他の審査員の方が唸っていました。


この女性と同じ状況の脳卒中の
患者さんに対してほとんどの


医師や家族はもう回復は無理と
決めつけていないだろうか。。。


”やらない理由がない”


この困難なケースを担当した
介護スタッフの力強い言葉ですクローバー


言葉はしゃべれずとも意識はあり
この方には食べる力はあると判断し


家族と信頼関係を築いた上で
チャレンジした自立のための
ケアが1人の人生を救ったのです。


その他にも肺炎のための入院が
きっかけで自閉傾向になった女性。


認知機能の低下やうつ症状も出て
飛び降り自殺を図るなどしたケース。


医師の診断は双極性障害でしたが
幻覚や幻聴は脱水が原因と考えられ


適切な水分と食事の摂取と
定期的な運動という当たり前の
自立支援により症状は改善。


もしホームではなく病院にいたら 
薬を大量に処方されたままで
廃人になっていたと思います。


今では地域活動や畑仕事などが
出来るまでに回復しているそう。


医療の限界と介護の可能性を
見せつけられた事例でした。


脳卒中や心不全などの疾患を抱え
医療依存度の高い高齢者は今後
増えていくことは間違いありません。


リスクはあっても正しく症状を
把握し適切なケアをすることで


その人らしい生活を送ることは
不可能ではないと確信しました。


サンケイビルウェルケアの
ホームでは寝たきりイコール
オムツという発想はありません。


「諦め」「決めつけ」「思い込み」


この感情が人間らしい人生を
奪ってしまっていることに
一刻も早く気づいて欲しいです。


何も魔法を使ったわけではなく
困難な状況の方でも諦めずに


丁寧に向き合っているからこそ
成し遂げられた事例ばかりでしたひらめき電球

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来年も介護の未来を照らしてくれる
事例報告を期待したいと思いますニコニコ