ひらかな
初代吉右衛門の芸を継承するために
始まり今回で10年目を迎える
「ひらかな盛衰記」と「再桜遇清水」
どちらも初めて観る演目でした![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
人形浄瑠璃で初演されたのは
1739年で300年近く前のこと。
鎌倉時代の「源平盛衰記」を
分かりやすく描いたという意味から
”ひらかな”という言葉が題名に
主君の仇である義経を打つため
船頭に身をやつしている家臣
樋口次郎兼光を吉右衛門さん。
樋口は木曽義仲の四天王の1人で
初代吉右衛門の当り役だったそう。
松右衛門と名乗り権四郎の娘
およしの婿として暮らしながら
この家に伝わる”逆櫓”という船頭の
技術を習得し仇討の機会を狙います。
およしは亡き前夫との間に息子
槌松を授かりましたが巡礼の途中で
捕物騒動に巻き込まれ他の子と
取り違えてしまうという出来事が。
実はこの子は木曽義仲の遺児駒若丸![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/177.gif)
子を取り違えたと名乗り出た
お筆により本当の槌松は騒動に
巻き込まれ亡くなったことが判明。
そしてその若君と共に現れた
樋口は舅と妻に真実を打ち明け
船頭から風格のある武将の顔に。
血の繋がりはなくとも侍が我が子の
ことで未練があっては笑われると
歌六さん演じる舅の権四郎は孫の
形見を捨てておけて言い放ちますが
樋口が誰が笑うかと優しく語りかけ
形見を握りしめ大泣きする権四郎。
子供が犠牲になる忠義物。。。
若君の身代わりになったことを
喜びながらも悲しむという複雑な
感情を歌六さんが見事に体現。
吉右衛門さんより年下のはずなのに
大きく包みこむ包容力と威厳があり
歌六さんは立派な舅に見えました![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
沖合で逆櫓の練習をする”遠見”では
子役の子達が大活躍で可愛らしく![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
碇や綱を使っての吉右衛門さんの
大立ち回りも見応えがありました![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
![アップ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/173.gif)
染五郎さん活躍の「再桜遇清水」の
観劇の感想はまた別に書きます![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)