大人の階段 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

大人の階段

ミュージカル「にんじん」を
新橋演舞場で観てきましたにひひ音譜


還暦を迎える大竹しのぶさんが
38年ぶりに同じ少年役に挑戦!?


お兄さん役が中山優馬くんで
お姉さん役が秋元才加さん。。。


この三兄姉の組合せはどうなのか
なんて言うのは大きなお世話あせるあせる

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花道に姿を現した瞬間から
そこには”にんじん”がいました星


大竹しのぶさんは凄い役者です。


親から愛してもらいたいのに
愛情を注いでもらえないどころか


お芝居とは分かっていても
胸が痛くなって耳を塞ぎたくなる


酷い扱いを母親からは受け
兄姉からも疎まれるにんじん。。。


確かに本人もちょっと嘘つきで
死んだ小動物をポケットに忍ばせたり


大人の嫌がることをしますが
子供時代には誰にでもあること。


舞台を観ているだけでは母親が
苛立ちを全てにんじんにぶつける


理由が不可解でしたが原作によると
自分に似ているからみたいでした。


また戦争から帰ったにんじんの父親も
まるで別人の様に腑抜けた人間に。


私自身は18歳から母親の介護や
弟妹の母親代りを経験したことで


人より少し早くに親も”ただの人”と
幸いにも気がつくことが出来ました。


それまではお酒を飲んで暴れて
長女の私に当たってくる父親は


ただただ理不尽な存在でしかなく
許せないと思っていました。。。


そんな父の行き場のない想いや
私に対して厳しかった理由は
のちにはっきり分かりましたが。


”ああいう大人になってはダメ”を
合言葉に私達姉妹は結束を強めて


自立した子供になりそして大人の
階段をのぼっていった気がします。


反面教師もまた然り。。。


”とにかくにんじん頑張れ!!”と
エールを送り続けて観ていましたひらめき電球


親になっていない私はどうしても
子供目線になってしまいますがあせる


また子育てを経験した人が観ると
違う感想になるのではと思いますクローバー


東京公演は今月27日までですニコニコ