母校凱旋♪ | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

母校凱旋♪


先日、母校立教大学大学院の
ビジネスデザイン研究科の授業で
お話する機会をいただきました星

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ワールドビジネスサテライトの
コメンテーターでお馴染みの


ロバート・フェルドマン博士の
貴重な講演を聴いたあとに


医療と介護ビジネス分野における
働き方改革や生産性向上について
ディスカッションしましたメモ

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団塊の世代が75歳を迎える
2025年問題は大介護時代の
始まりでしかなく多死社会に
日本は突入していきます。


死亡者数が120万から160万人に。


病院でも施設にも入れない人は 
どうしたら良いのでしょうか?


住み慣れた地域や我が家で
最期まで暮らしたいと願っても
現実は”在宅死”はわずか1割。。。


”死に場所難民”にならないために
本人家族に求められることと


”死に場所難民”を生まないために
医療と介護に求められることを
私なりに考えてお話しました。


いつも繰り返しお話していますが
在宅を選択するのに必要なのは
本人家族の「覚悟と決断」ですひらめき電球


ナースコールがない自宅で
家族だけで看取りをする覚悟が
出来るかどうかが1番大切なこと。


そして医療者と介護者に
求めたいのは「変化と選択」星


治らないことを前提にスタートする
在宅で医師が出来ることはわずか。


まず医師が”医療の限界”を自覚し
高度なケアを目指して専門職が
それぞれのプロの仕事をすること。


口腔ケア、リハビリ、栄養管理
環境整備などケアに限界はなく
コメディカル、介護職、家族に
”出来ること”が実は沢山あります。


欠かせないのは在宅に関わる
専門職達をまとめ調整する人です。


病院から在宅に繋ぐ退院支援をする
ソーシャルワーカーや看護師など


在宅でのケアプランを立てる
ケアマネージャーにはもっと
力を発揮してもらいたいです。


そして多死社会に求められるのは
治す医療ではなく支え見守る医療。


診療報酬や介護報酬改定の度に
形を変えさせられる医療と介護。。。


改定に翻弄されるのではなく
在宅で求められるニーズや
現場の声を受けて変わる勇気と


あったら良いなというサービスを
生み出す想像力を持って欲しいです。


フェルドマンさんも規制に捉われず
「社会のニーズを考える」と
当たり前のことを指摘していました。


必要とされる場所になるために
どんなサービスを提供するのか
先見の明を持ち選択していくこと。


改定に合わせていたのでは
すでにあるニーズに追随するだけ。


大きな組織は改革がスムーズに
行かないかもしれませんが


小規模な事業者の強みは変化に
即応しやすい所だと思います。


”必要は発明の母”とフェルドマンさん
危機があれば出来ると言ってました。


本当に危機的な状況になる前に。。。


受講されている生徒さんは皆さん
優秀な方ばかりで緊張しましたが叫び


机上の計算だけでは変化は
起きませんので学んだことを
是非現場で活かしてもらいたいですひらめき電球