生き抜いた。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

生き抜いた。。。

きのうは埼玉・浦和で開かれた
メディアアカデミーに参加しましたひらめき電球

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このブログでも何度か紹介した
ドキュメンタリー映画「妻の病」の


主人公レビー小体型認知症の妻と
共に歩む小児科医石本浩市先生を
お招きしてお話を伺いましたニコニコ

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奥様に異変が現れたのは今から
12年前のことで年齢も52歳。。。


最初の病名は統合失調症でした。


医師として早く見つけられず
申し訳なかったと石本先生は
悔しそうに振り返りましたが


当時はレビー小体型認知症を
知っている医師は非常に少なく


認知症との診断が出るまでに
3年の月日がかかってしまったのは
仕方がなかったと思います。


ただ石本先生は医師らしく
奥様の日常を克明に記録していて
その記録がレビー小体型認知症と
診断する決め手になりました。


日記には新聞を読まなくなる
電卓で計算できない
小銭ではなくお札で払う


気分の変動が激しい
軽度の抑うつ状態
レム睡眠障害に幻視など


全てがレビー小体型認知症に
当てはまる症状ばかりでした。


故郷の高知に新しく小児科医院を
開設したばかりだった石本先生。


まだ若い奥様が受けられる
サービスや施設もなく先生自身も
うつになってしまい奥様と
2人で入院した時もあったそう。


このままでは共倒れになると
離れて暮らす決断をした石本先生。

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写真は離れて暮らす奥様から
届いたバースデーカードです。


認知症になっても奥様が先生の
1番の理解者であることに変わりなく


認知症になったからこそ
本当の魂に触れることができ


みんなで良く笑うようにもなり
手を繋ぐことも当たり前に。。。


時を経て奥様のお姉さんの支援を
受けて新しい形で生活をスタート。


”愛し直す作業をしたい” 

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こう思えるまでの道のりは
決して平坦ではありませんでした。


認知症のせいで混乱していた
妻を否定し叱っていたことに
自責の念を感じている石本先生。


”2人でよく生き抜いたと思う”


少しでも早く正しい情報に 
辿り着くために自分達の映画が
役に立っていたら嬉しいと話します。


小児科医としての原点は
”目の前で苦しんでいる人のために”

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石本先生と奥様の笑顔に出逢える
伊勢真一監督の映画「妻の病」は
自主上映会を各地で開催しています映画


”いせフィルム”のホームページに
上映情報が掲載されていますので
ぜひチェックしてみて下さいクローバー

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