食を通じて | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

食を通じて

月に一度足立区で開催している
"医療&介護カフェAdachiも
きのうで15回目となりましたメモ

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きのうのテーマは『低栄養』ですひらめき電球


肺炎や骨折で入院した高齢者の
要介護度が入院前よりも退院後に
上がってしまうということは
残念ながらよくあることです。


治療により肺炎は治っても
身体機能や嚥下機能が低下し
寝たきりになって戻ってくる。。。


サルコペニアと言われる筋量減少や
フレイルと最近では呼ぶ脆弱性


過度の安静などで身体を動かさずに
活動が低下してしまう廃用症候群


その入り口が低栄養ということは
まだあまり知られていません。

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"負のスパイラル"を断ち切るには
栄養ケアをきちんとすることが大切と
悠翔会の佐々木先生は話します。


筋肉のピークを過ぎた人では
年間に1%ずつ筋量が減ります。


さらに全く動かなければ
1日で1%も減ってしまうそう。


せっかくリハビリをしても
正しい栄養補給をしなければ
高齢者は筋肉はつかないのです。


そんな中で重要になるのは
低栄養を見逃さないことです。


きのうは簡単にできる低栄養を
見つけるための評価方法を学んだり

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(ふくらはぎの太さを計測中!?)

グループワークでは実際に
関わったことのある低栄養の人へ
どんなアプローチをしたのか
みんなで情報共有をしました。


数字を計算して管理することが
適切な栄養ケアではありません。


何のために食べるのかという
目標を持つことも大切ですし


また低栄養の人を介護する家族も
低栄養の傾向にある場合もあります。


本人だけでなく家族を含めて
どんなケアや支援が必要なのか
"食"を通じて見えてくるのですクローバー

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母は末期がんによる低栄養。。。
父は自ら食事をせずお酒ばかり
飲んでいて栄養失調になりました叫び


食事では本当に苦労しましたショック!あせる


今は介護用の栄養補助食品や
飲み込みが悪い人のための食事など
種類も豊富になってきています。


在宅で活躍する管理栄養士さんも
少しずつ増えてきていますニコニコ


これらを上手に利用しながら
沢山食べられなくても良しとして


介護される人も介護する人も
一緒に楽しく食事が取れる
環境を作って欲しいと思います星