不思議なクニ。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

不思議なクニ。。。

文化放送『ゴールデンラジオ』
きのうのゲストはNGOや国連など
世界各地で紛争解決や平和構築に
携わってきた伊勢崎賢治さん。


東ティモールやアフリカなど
無政府状態の国での活動もあり
仲間を失ったこともあったそうです。


閣議決定で集団的自衛権を認め
武器使用など自衛隊の任務を拡大する
安保関連法を強行採決した安倍さん。


アメリカと一体化して行動する
日本はすでにイスラムの敵であり
占領者とみなされていると伊勢崎さん。


そして"9条の矛盾"は極地であり
武力を絶対に行使しないと
宣言しているにもかかわらず


やっていることが違う日本は
"憲法も守れない国"と言われても
仕方が無い状況になりつつあると。


確かに国際状況は大きく変化し
アメリカはテロを全滅できず
かつての強いアメリカではない。


そしてPKOや国連が戦争をする時代。


戦闘地域と非戦闘地域にも
明確な線引きがあるわけではなく


後方支援は"兵站"であり関われば
紛争当事者であり攻撃対象に。。。


停戦が破られたら自衛隊は撤退すると
安倍さんは繰り返していますが


現在のPKOは住民を守ることを
最優先任務としているので撤退は
あり得ず武力行使をするとのこと。


日本だけ"では撤退します"と
果たして言えるのでしょうか。。。


日米地位協定によりアメリカは
"望む兵力を望む場所に望む期間"
置くことが認められています。


"体内にアメリカを宿す国"と
伊勢崎さんは表現してましたが
これは揺るぎのない事実です。


つまり未だに日本に統治権はなく
占領状態がずっと続いていて
主権国家ではないということに。


だからこそまずすべきなのは
地位協定を見直してアメリカと
本当の意味で対等な同盟国になる事と
伊勢崎さんは話していました。


イスラム国との闘いもいつか必ず
停戦に向かう時期が来るはず。


日本が中立の立場を守っていれば
武力を行使せずに停戦を監視する
役目が果たせるのにと伊勢崎さん。


ただ日本は時すでに遅しなのか?
それとも信頼される国に戻れるのか?


短い時間では矛盾の極地の9条を
紐解くことが出来ませんでしたがショック!


伊勢崎さんも登場している
ドキュメンタリー映画が今週土曜から
渋谷シネパレスにて公開されます映画

photo:01


松井久子監督のドキュメンタリー
作品第二弾『不思議なクニの憲法』


戦争を経験した世代、普通の主婦
学生、学者、弁護士、政治家など


様々な立場の人が憲法ついて
自分の言葉で語っていますひらめき電球


この映画に登場する人達は
何も特別な人間ではありません。


"戦争は駄目だわ"TVを見て呟いた
小学生の子供の言葉を聞いて
何かしなきゃと思った母親。


デモには参加はできないけど
応援しているから頑張ってと


友達は言うが私のためではなく
貴方にとっても自分の事なのにと
街頭で声を上げ続ける若者。


日本国憲法が制定されたことにより
"普通の人"が権利を持つことができ


封建的家族制度から女性が解放され
1人1人が個として大切にされる
社会を創るという理想が掲げられたと
戦争を経験した世代の女性達。


「意見」よりも日常に根ざした
「人びとの声」に耳を傾けています。


自由や権利を享受できたり
平和であることは当たり前ではなく


"不断の努力"を私達が日頃から
続けることで守られるのです星


逆に言えば。。。


自分の事と考えずに人任せにして
私達が不断の努力をしなければ
守られないこともあるということ。


この映画では憲法9条だけでなく
不断の努力が書かれた12条や
男女平等を定めた24条など
改めて紐解いてくれています本


まずはこの映画を観てみることから
始めてみてはいかがでしょうかかお