初春を飾る☆

1月は浅草、歌舞伎座、演舞場など
初春を華やかに飾る歌舞伎が行われ
どれを観ようか迷ってしまいます

新橋演舞場の新春花形歌舞伎では
海老蔵さんが7年前に復活上演した
歌舞伎十八番の内『七つ面』や
花形らしく『白浪五人男』など


婚礼の品を求め呉服屋を訪れた
武家の娘に扮する弁天小僧の
海老蔵さんと南郷力丸を獅童さん。


何だか2人は最初から胡散臭い


何故なら海老蔵さんの女型が
あまりにも迫力があり美しさに
凄みがあり過ぎて嫁入りを控えた
初々しい娘にはどうしても見えない


ただその不自然さが逆に良かった


本性をあらわしにらみを利かせる
瞬間はハッと息を飲むほど美しく


"もう化けちゃいられねぇ"と
べらんめえ口調で悪態をつきながら
着物を脱ぎ捨てていく様は
サバサバしていて見事な悪党ぶり。


錦絵から飛び出したようなと
表現するに相応しい2人でした


スーパー歌舞伎「ワンピース」で
良い味を出していた笑三郎さんの
赤星十三郎も目を引きました


2012年に勘三郎さんその翌年に
團十郎さんを亡くした歌舞伎界。。。


若手からベテランまで全ての役者が
自分の持てる力を発揮して歌舞伎を
盛り上げている姿に感動しています


まだ歌舞伎を観たことの無い方にも
ぜひ足を運んで欲しいと思います


歌舞伎座で玉三郎さん演じる
『茨木』など観てきましたが
また改めて書きますのでお楽しみに




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