誰かのぶんも。。。

中尾ミエさんプロデュースの
ロックミュージカルを観てきました
その名も『ザ・デイサービスショー』

ミエさん演じるかつての大スター
矢沢マリ子がデイサービスを訪問。


唱歌を歌うお年寄りの姿を見た
マリ子は職員にこう問いかけます。


「あなたなら何を歌いたい？」


こんな当たり前の疑問から
ロックの練習がスタートしますが
一筋縄では行きません。。。


「忙しくて優しくできる？」
「期待しても仕方が無い」など


介護現場の現実と理想のギャップを
しっかりストーリーに織り交ぜながら


芸達者なお年寄り達が繰り広げる
エンターテイメントな舞台です


ギター演奏を披露したリンダこと
正司花江さんは最年長の79歳


マーシャルことモト冬樹さんは
やっぱり髪の毛ネタでいい味を出し


殻に閉じこもり会話をしない
ジョーこと尾藤イサオさんを皆は
認知症だと思い込んでいますが。。。


"残された私達に出来る事は
時計が止まった誰かの分も


生きたいのに生きられなかった
誰かの分も生き続けること"


セリフも歌も一言一言に
ユーモアと優しさが込められ
笑えて泣ける素敵な舞台でした

同世代を元気にするミュージカルを
作りたいとずっと話していたミエさん。


"自分達も行く道"ですので
世代を超え心に響くこと間違いなし

よみうり大手町ホールにて
12日まで上演していますので
ぜひ足をお運びください



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