ゼロにしたい。。。

C型肝炎の感染状況や受診率などの
調査を行った広島大学疫学疫病制御学の
田中純子先生に話を聞きました

日本国内には約200万以上の人が
C型肝炎ウイルスに感染していて
そのうち感染自体を知らない人が
77万人いることが分かりました。


また血液検査で感染が分かっていながら
受診していない人が50万人以上。


陽性であることを知りながら
約3割の人が症状がないために
重大な病気だと知らなかったや


治療の負担や経済的負担が理由で
受診をしていないということです。


肝臓は沈黙の臓器と言われ
ウイルスに感染していても
最初は自覚症状がありません。


そのまま放置すると病状は進み
慢性肝炎になりやがて深刻な
肝硬変や肝がんになってしまいます。


薬害C型肝炎訴訟の和解を受け
2009年に肝炎対策基本法ができ
検査の無料化や治療費用の
助成制度が整備されました


治療費用は所得により
月額は1万から2万になります。


治療法も副作用が強い
インターフェロン以外にも
最近は飲み薬も承認されました。


早期発見して治療を受ければ
完治することも可能ですし
進行を防ぐことができます。


感染に気づいていない人や
感染が分かっていながら
医療機関にかかっていない人は


肝硬変や肝がんに進行する前に
検査治療を受けて欲しいと田中先生。


"命を落とさなくてもよい病気で
亡くなる人をゼロにしたい。。。"


もし検査で陽性と分かった場合
全国に肝疾患相談センターが
設置されていますのでまず
電話で問い合わせてみて下さい


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