枯れるように。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

枯れるように。。。

きょうは埼玉県の医療を考える
"とことん会議"の2回目でしたひらめき電球


ゲストスピーカーは越谷市で
在宅医療に取り組む岡野昌彦先生かお

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岡野先生が埼玉で末期がん患者の
在宅を始めたのは今から15年前
ちょうど私が母を看取った頃でした。


岡野先生達が訪問診療していた
患者さんで去年亡くなった方は62人。
そのうち43人を自宅で看取ったそう。


大切なことは支える体制を作ることひらめき電球
かかりつけ医、看護師、薬剤師
ケアマネージャー、ヘルパーなどが
連携しながらケアをしていきます。


疼痛などへの処置や
緊急時に対応すること
24時間体制であることなど


出来る限り患者や家族が抱える
不安を取り除いていきます。


精神的にも肉体的にも辛い時は
一度、病院に戻ることも選択肢で
そのための後方支援してくれる
病院の存在は重要だと岡野先生。


やはり在宅医療の中心を担うのは
医師ではなく"訪問看護師"だと
岡野先生も言っていました。


越谷市には訪問看護ステーションが
9ヶ所ありますが24時間対応なのは
このうちの3ヶ所しかありません。


看護師が疲弊しないためには
訪問看護ステーションを
10人くらいの規模にすべきと先生。


さらにかかりつけ医となる
在宅医も少ないのが実情で


24時間体制でなくてもいいので
せめて自転車で回れる範囲で
いままで診察していた患者の
様子を見てくれたらと本音をポロリ。


岡野先生の熱意で越谷市では
がん患者さんを中心に
在宅医療体制が機能していますが


認知症の方の在宅医療に関しては
まだまだこれからのようです。


"人は枯れるように亡くなる"
このことを家族が理解し
そのために必要なケアは何かを
考えていかなければと思いました。







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