自由の翼 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

自由の翼

photo:01


先日退団を発表した
宝塚花組の蘭寿とむさんの
ミュージカル『愛と革命の詩』
~アンドレア・シェニエ~を観劇ラブラブ


自由と平等の理想を求めて
市民が立ち上がったフランス革命。
しかしその後の革命政府による
恐怖政治で多くの罪なき人が死刑に。


民衆が求めたものは果たして
"血の粛清"だったのか。。。

photo:04


蘭寿さんが演じるのは
高潔な魂を最期まで貫いた
フランス革命期に実在した
詩人アンドレア・シェニエひらめき電球


革命により全てを失った伯爵令嬢
マッダレーナを蘭乃はなさん。
絶望のなか手にした彼の詩に救われ
のちに運命的な再会を果たします。


そして令嬢に想いを寄せる
革命闘士ジェラールを
月組から組替えの明日海りおさん。


残酷な運命を背負った3人の悲恋を軸に
時代に翻弄された人々の姿が
描かれたドラマティックな舞台でした星


舞台中央には大きな純白の"翼"


裏返すと木の枠組みがむき出しで
場面により転換することで
貴族と民衆、理想と現実の違いや


人間の中にある善と悪は
矛盾しながらも表裏一体で
存在するということを
表現しているようでした。


photo:02


"生きとし生けるものに終わりがある"


正しいと信じたことを
詩に綴り続けたアンドレア。


運命を受け入れたのは彼だけでなく
マッダレーナも死して
共に生きる道を選びます。。。


手を取り合い断頭台の階段を上がる
2人の姿は悲しみに満ちたものではなく
自由の翼を得たように見えました天使

photo:03


男役トップスターの中で
最も"男らしい"蘭寿とむさん音譜


トルストイの名作『復活』や
『サン・テグジュペリ』など
志高く誠実な青年役が印象的ですキラキラ


そしてパワフルでダイナミックな
群舞では蘭寿さんの"ハッ"という
掛け声に毎回痺れていますにひひ


『花組みんなが同じ方向を
向いている良い状態で
バトンタッチが出来ます』と


次期トップへの配慮も忘れない
宝塚愛と優しさも素敵ですアップ


来年100周年を迎える宝塚。
蘭寿さんの凛々しい姿が
観られるのは来年あと一回あせる


退団公演も必ず観たいと思いますラブラブ!

iPhoneからの投稿