急げ!空き家対策 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

急げ!空き家対策

ラジオNIKKEI
「集まれ!ほっとエイジ
~シニアビジネス研究所~
あすのゲストは
富士通総研経済研究所
上席主任研究員の米山秀隆さんニコニコ

photo:01


「空き家急増の真実ー
放置・倒壊・限界マンション化を防げ」
を出版された米山さんに
少子高齢化で一変する住宅市場や
高齢者の住宅について伺いました。


現在、日本の空き家率は「13.1%」
戸数にすると757万で
7件に1件の計算になります家


親が亡くなったり
相続者が不明だったりして
そのままになっている一軒家


入居者が減り管理組合が機能せず
手入れが行われずに
スラム化したマンション。。。


空き家率が高まると景観の悪化や
防災防犯の機能が低下したり
ゴミの不法投棄など様々な問題が
起きる可能性があります。


また高齢者が半数を超えている
"限界マンション"が都市圏と地方圏
どちらにもあるそうです。


このまま何も対策を取らなければ
将来的には空き家率は25%アップ
なんと4件に1件が空き家に
なってしまうそうです叫び


この空き家が増えている現状を受け
「空き家管理条例」を設置して
自治体も対応しようとしています。


米山さんは新築中心ではなく
中古住宅をリノベーションするなどして
今ある住宅を活用する政策に方向転換を
図る必要があると言います。


ちなみに"リノベーション"は
リフォームと何が違うのか?


リノベーションは改修を行う祭に
使い方を変更したり機能を追加したり
長期の耐久性やエコ性能を
向上させるなどして
価値を高めるということ星


他にも従来であれば使い道がなく
取り壊すしかなかったような
古い社宅や独身寮、下宿、一軒家を


独立した個室を持ちながら
リビングやキッチンなどを共有する
『シェアハウス』と呼ばれるタイプの
賃貸物件に改装する動きが広がり
若者から注目されていますニコニコ


こうしたリノベーションに
力を入れる事業者も徐々に
増えてきているそうですアップ


新築よりも価格が安い
中古住宅が賃貸に出されることで
若い世代も購入しやすくなると米山さん。


そして1人暮らしの高齢者や
高齢者夫婦だけの世帯が
これから益々増えていく中で
今後は家を持たない
"住宅弱者"対策が重要になります。


これまでの公営住宅という
現物給付型ではなく
"家賃補助"など給付型の施策を
米山さんは提案しています。


また去年10月から新たにスタートした
サービス付き高齢者向け住宅制度が
注目されています。


自立して生活できる高齢者向けで
3ヶ月ぐらいの敷金で入居でき
安否確認や生活相談など最低限の
サービスが付いている住宅です。


ただし外部評価システムがないので
どんなサービスがあるのかは
入居前にきちんと自分で
チェックすることが大切です。


この"サービス付き高齢者向け住宅"に
関しても入居するのは
果たして高齢者だけでいいのか?


幅広い世代が入居できて
交流するスペースを作るなど
新しい発想も必要だと思いますひらめき電球


すでに建物の老朽化や
入居者の高齢化に対応するため
公営住宅やUR賃貸住宅では


建て替え時にデイサービス
在宅介護支援センターなどを
併設する所も出てきています。


高齢者の住宅の在り方を考えることは
現役世代にとっても老後を見据えた
暮らし方を考えることになります。


人口減少時代を迎える中
新しく箱物を作り続けるのではなく
今あるものを有効活用するひらめき電球


賃貸や中古住宅のリノベーションは
高齢者の住宅対策だけでなく
新しいコミュニティ構築の
鍵を握るかもしれません星


🌟放送日🌟
ラジオNIKKEI
集まれ!ほっとエイジ
シニアビジネス研究所
富士通総研米山秀隆さん編は
10月24日と31日放送です音譜


iPhoneからの投稿