介護が語れる。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

介護が語れる。。。

先日、大阪梅田で行われた
"認知症の生活障害"を
考えるシンポジウム音譜

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"認知症の人と家族の会"
代表理事の高見国生さんと
愛媛大学大学院"脳とこころの医学"
准教授の谷向知先生はさすが関西人星


生島ヒロシさんもタジタジになるほど
話術が素人離れしていました音譜


認知症の話でありながら掴みもOKにひひ


明るく笑いのツボを押さえつつ
しっかり心に届くお話を
聞かせてくれましたひらめき電球


今回のシンポジウムでは
認知症初期の診断や介護を中心に
話しをしていただきました。


本人
『何も困っていない』
『物忘れなんてしない』
家族
『よく忘れるんです』


谷向先生の診察室で
よく繰り広げられる会話です。


そこで先生は聞き方を変えてみますひらめき電球
『最近、色々探すことが
多くなってませんか?』と。


出来なくなったことをあえて
"出来ないでしょう"と突き付けられたり
試すようなことをされたら
誰だってショックだと思いますあせる


変わっていく家族をそばで
見守るのは辛いと思いますが


「自分はどうなっていくのか」
「家族に迷惑をかけて申し訳ない」
認知症の初期は本人が1番不安です。


ちょっとした違いですが
聞き方や接し方を工夫することが
不安を和らげることに繋がります。


谷向先生は家族の皆さんには
認知症の人の"ナビゲーション"を
上手にしてあげて欲しいと話します星


適切な声掛け、誘導、介入をしながら
その人の"今"を受け入れる。


そうすることで"介護"を"快護"に
変えることができるといいますクローバー

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そして家族の会の高見さんは
ユーモアを交えながら
家族の想いを話してくれましたかお


男前でも、金持ちでも、貧乏でも
認知症になる可能性がある。


ご自身もお母様を介護している時に
世界一不幸だと思ったそうですがダウン


家族の会に参加してみると
同じような思いをしている人が
他にもぎょうさんいることを知り


自分は世界で5番目ぐらいに
(こう表現できるのが
関西の方の明るさですねにひひ)
大変と思えるようになったそうです星


介護殺人や介護心中の加害者の7割が
男性という現実をご存知ですか?


高見さんは1人で介護を背負いこまず
仲間を作って欲しいと訴えました。


家族の会ができたのは約30年前。
介護で追い詰められた家族を
助けて欲しいという切実な声が
設立のきっかけだったそうです。


現在、会員は全国に1万人以上。
介護をする家族だけでなく
認知症本人を支援するために
家族の会は様々な活動をしています。


家族が認知症と分かった時
「こんなはずない」と戸惑い
そして混乱、怒り、最後に諦めと
気持ちが変化していきます。


でもこの"諦め"は決して絶望ではなく
前向きな諦めであり
"新しい人生"を夫婦で家族で
歩き始めると考えて欲しいと高見さん星


家族だからこそ"気づき"ができるキラキラ


谷向先生も家族は"メガネ"の役割を
果たして欲しいと言っていました。


医師だけでは見極められない
認知症のその人らしさを
引き出したり見守ったりするのが
家族の役目なんだと思いましたひらめき電球


義理のお母様を介護していた
生島さんも「介護に100点満点はなく
見守り、待つ姿勢で認知症と
向き合って欲しい」と話していました。


認知症をテーマにした
シンポジウムで
あれだけ笑いがおこるのも
珍しいことでしたがにひひ


介護を明るく語れる社会は
実はもうすぐそこまで来ているのではと
実感したシンポジウムでしたアップ


"忘れ物をせずお帰りください"を
ついつい"物忘れをせず。。。"と
私も言ってしまいましたショック!
(決してウケは狙っていませんあせる)


介護には"笑える"余裕を
持つことも大切ですねクローバー


谷向先生、高見さんと
是非またご一緒したいです。
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出逢いに感謝ウサギ