今を受け止める。。。

今月23日から公開される
映画「それでも、愛してる」


20日水曜日に汐留で開催される
試写会でトークショーの
ゲストに呼んでいただきました


監督はジョディ・フォスターで
16年ぶりの監督作品です。


「うつ病」をテーマに
夫婦や家族の葛藤を描いている
この映画でうつ病を抱えた夫役を
演じるのはメル・ギブソンです。


妻役はジョディ・フォスターで
子育て、仕事、夫の世話と
八面六臂の活躍。。。

年頃の長男はうつ病の父親を
なかなか受け入れられず
父親に似ている自分を嫌悪しています。


実は我が家の父も母が亡くなった後
5年ほど悲しみから抜け出せず
様々な病気を発症し
うつ状態で暮らしていました。


胃がん、バセドー病、肺気腫
ウェルニッケ・コルサコフ症候群
というアルコール依存症と
栄養失調により発症する
病気にもなりました


ご飯を食べずにお酒ばかり飲み
風呂も入らず寝てばかり。。。


「頑張れ」という言葉は
禁物とは分かっていても
「どうして前を向けないの」と
ついついきつく接してしまいました。


母を亡くした悲しみは
私達兄妹も一緒でしたが
父の抱えていた喪失感は
計り知れないほど大きかったのです。


外に連れ出そうと妹も
色々頑張ってくれましたが
父の心にぽっかり空いた
穴は埋まりませんでした。


残念ながら母の後を追うように
父も56歳という若さで亡くなりました。


「もっと何かできたのかもしれない」と
母を看取った時よりも
実は悔しい思いが残っています。


自分で命を縮めるような
行動をとっていた父。
母の分も生きて欲しかった。。。


1人1人悩みも原因も違い
心の風邪に特効薬は
ないのかもしれません。


我慢強くそばにいて
見守るしかないのかもしれません。


「それでも、愛している」
今のままのその人を受け入れることが
大切だと教えてくれる映画です


映画公式サイト☞
http://www.sore-ai.com/