不可能を可能に☆

どうしてもどうしても
観たくていってきました

四代目猿之助を襲名した
亀治郎さんの「ヤマトタケル」


「前例がなければ作ればいい
というのがモットーで
不可能を可能にするのが澤瀉屋」と
語っていた新猿之助さん。


「襲名は先代を乗り越えることではなく
新しい形を生み出すこと」
と口上で話していました。

また襲名の前は
「亀治郎」という名前への
未練を滲ませていましたが


「猿之助を襲名して嬉しさ100％」
「歌舞伎のために命を捨てる覚悟」
と力強い言葉も出ました。

そして映画やドラマでは個性派として
確固たる地位を築きながら
歌舞伎の世界に挑む46歳の香川さん
襲名するのは「中車」


「私が捨て石になっても
澤瀉屋の血を息子政明に
つなげる役割を果たしたい」


歌舞伎の血を後世に引き継ぐため
何より息子のため決死の覚悟で挑む
中車の姿に胸が熱くなりました


父親の決意を知ってか知らずか
物怖じせず飄々としている団子。


やはり緊張で口が渇くのか
何度も口をもごもごさせているのが
何とも言えず可愛かったです


歌舞伎の舞台に立つ喜びを
親子2人で噛みしめるには
もう少し時が必要かもしれませんが
見守りたいです

歌舞伎では珍しいカーテンコール
再び幕があがると舞台上には
洋服姿の猿翁さんが登場。


スタンディングオベーションの客席を
目を見開いて右から左へしっかりと
見渡し挨拶をしていました。


猿翁さんを中心にして
手を繋ぎ一列に並ぶ
新猿之助、猿翁、中車、団子。


澤瀉屋の新しい幕開けに
立ち会えて幸せでした