舞台に立つ喜び♫
宝塚月組のトップ霧矢大夢さんの
退団公演を観てきました
霧矢さんが演じるのは
「王冠を賭けた恋」で有名な
英国王エドワード8世
アメリカ人の女性と結婚するために
一年で王位を退いたという
実話を元にしたお話しです
エドワード8世は
モダンな感覚と気さくな人柄で
国民にとても愛されていました
ナイトクラブにも顔を出し
自由奔放でありながらも気品があり
チャーミングな笑顔で
女性を魅了する役柄は
霧矢さんにピッタリでした
そして王位を弟に譲ることを決断し
ラジオを通し自分の想いを国民に向け
最後のスピーチをするシーン
宝塚という王国のトップを退き
新しい世界に旅立つ霧矢さんの
人生そのものと重なり感動的でした
霧矢さんは一度、試験に落ちて
二度目のチャレンジで
宝塚に合格したそうです。
また若い時から実力があり
将来を有望視されていましたが
途中、膠原病で休演を余儀なくされ
トップスターとして
順風満帆に歩んできたわけでは
ありませんでした
だからこそ舞台に立つ喜びが
霧矢さんの全身から溢れ
ひしひしと伝わってきました
情感たっぷりの表情と伸びやかな歌声
指先まで神経が行き届いたダンス
これが見納めだと思うと
本当に淋しいですが
宝塚その後も応援したいです