恐るべき男優達。。。

知り合いの役者さんが出ている
わかぎゑふさん作演出の
「ワンダーガーデン」観てきました


舞台は大正から昭和初期
「乙女が新聞を読むなんてはしたない」
そんな少女時代から


昭和デモクラシーが盛んになり
女性の生き方が変わりつつある時代に
生きた四姉妹の20年の物語


端整な美しい庭のある東京の家で暮らす
姉妹たちが恋愛、結婚、戦争などを
体験して成長していくのですが。。。


この芝居が普通と違うのは
四姉妹と相手の恋人や夫を
4人の俳優が一人二役で演じること


さらに！四姉妹を演じるのは
大好きな花組芝居の男優さん達


一人二役なので
衣装は白いワイシャツに
花柄のスカート風のエプロンのみ
足元を見ると
男らしいウエスタンブーツ


見た目は完全に男なのに
悔しいかな次第に女らしく見えてきて
しかも女性以上に艶っぽい


規律厳しい将校を夫に持つ長女
画廊経営者に嫁ぎ職業夫人となった三女
女優になった義妹と
それぞれ紆余曲折ありながらも
生き生きと人生を歩んで行きます。


「思惑通りにいかないのが世の常」
秘めた想いを胸にひとり庭を守る次女が
私はとても好きでした


1人の女性として懸命に生きる
彼女達を見守ってきた
「ワンダーガーデン」


最後に見せてくれた
素敵な「ワンダー」に
必ず涙するはずです



東京公演は終了しましたが
まだ神戸が4月にあります


「ワンダーガーデン」は
花組芝居の4人の「四獣」と
女優高橋由美子さん達の「四華」
二つのバージョンがあります


女優さんバージョンは
今回は見られなかったのですが
是非、再演を熱望します


新神戸オリエンタル劇場
4月7日(土)は四華 8日(日)は四獣
詳しくはこちら☞
http://tama-show.jpn.org/next/1508/