夜明け前。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

夜明け前。。。

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下北沢ザ・スズナリで
ラックシステムの「体育の時間」を
観てきましたニコニコ音譜


舞台は昭和8年
オリンピック出場を夢に見る
少女達が集まっている
日本女子体育高等師範学校走る人


当時、日本女子アスリートの中には
私達でも知っている
人見絹枝や前畑秀子など
世界に通用する選手が居ました星


しかし彼女たちの才能を支援する体制も
そして民衆でさえも
女子がスポーツをすることを
受け入れていなかったのです。


「女子が太ももを人目に
晒すなんて恥さらしだ」
「日本女性の個性を破壊する」


日本の女子スポーツ界は
こんな偏見に満ちた厳しい言葉を
浴びせられていたのですショック!あせる


わかぎゑふさんの作品は
関西のノリで笑わせてくれながらも
重い史実がきちっと組み込まれ
泣かせようという場面ではないのに
ふいに涙がこみ上げる。。。
そんなお芝居ですひらめき電球


今回もブルマをはいた女子生徒は
みな無精髭をはやした男たちショック!
全く女装していない校長先生も
名前を聞いてビックリあせる


主人公はあくまでも世界の舞台を目指し
無邪気に頑張る彼女達。
だからこそ人見絹枝らの
存在の重さが際立ちました。


人見絹枝は24歳という
若さで亡くなりました。


海外での過酷な
大会スケジュールをこなし
帰国後も各地を講演してまわるなど
自ら資金集めに奔走し
体調を崩したと言われています。


オリンピックでメダルを獲得してから
わずか3年後のことでした。


人見絹枝は女子陸上競技への
容赦ない批判に対して
こう書き残しています。


「いくらでも罵れ!
私はそれを甘んじて受ける。
しかし私の後から生まれてくる
若い選手や日本女子競技会には
指一つ触れさせない」


道を切り開いた先人の想いは
受け継がれていく。。。
最後は胸熱くなる素敵な芝居でしたアップ
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