天国へ。。。 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

天国へ。。。

海外では普通に使われている薬が
日本では承認さえされていない
「ドラッグラグ」の問題で
一緒に闘った長崎の
20代の卵巣がん患者の
あやちゃんが昨日亡くなりました。


私達があやちゃんに
最初に出逢ったのは2008年。
慣れない大きなテレビカメラを
前にして緊張していましたが
でも一生懸命にインタビューに
答えてくれました映画


持ち前の明るさで
すぐに私達とも打ち解けて
会うたびに笑顔で迎えてくれましたキラキラ


取材をきっかけにこれまで避けてきた
病気について家族とも
話ができるようになったそうです。


また自分も人のために
何かできるんだと思えたと
言ってくれたあやちゃんに
私達取材スタッフが
逆に励まされましたショック!


街頭での署名活動で
他のがん患者さんたちや
ボランティアの皆さんと
ドラッグラグ解消を訴え
15万人分の署名を集めましたメモ


長崎の自宅の居間に
うずたかくつまれた署名の束を前に
「沢山の人が支えてくれている」と
話してくれたあやちゃん。


そして沢山のがん患者さんの
想いが詰まった署名をしっかりと
厚生労働省に手渡してくれました。


思い出すのはあやちゃんの
笑顔ばかりです星


大切な人と過ごすために
長崎から上京したあやちゃん。
本人が決めたことですが
送り出したご両親も
勇気ある決断でした。


子供が好きなあやちゃん女の子男の子
夢は学校の先生でした。


教壇に立つことは出来ませんでしたが
東京で養護学校の教材を作る仕事に
携わっていました。


そしてがん医療を少しでも
良くするための活動も
続けていました。


もっともっとやりたいことが
沢山あったと思います。
でも限りがある命を
愛する人達に囲まれて
精一杯輝かせていたと思いますキラキラ


最期に会ったのは羽田空港でした。
がんが全身に転移したため
長崎に帰郷するあやちゃんを
搭乗口まで見送りました。


がん医療の取材を続けて10年以上。
多くの患者さんを見送ってきました。


私の役目はあやちゃんはじめ
患者さんや家族の想いを引き継ぎ
伝える続けることだと思っています。


あやちゃんに出逢えて良かった。
絶対に忘れません。
私がきちんと生きられているか
天国から見守ってくださいクローバー


あやちゃんの魂が
安らかでありますように。。。