タンデムマス法(子供達のために) | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

タンデムマス法(子供達のために)

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新生児の先天性代謝異常症を
早期発見する検査法
「タンデムマス法」を
知っていますか?


人間は身体の中で
生命を維持するために
栄養分を吸収して
エネルギーや必要な成分を
作り出したりしていますが
これを「代謝」と呼び
それぞれの反応を助けている
タンパク質が「酵素」です。


この酵素が生まれつき無く
異常な物質が身体にたまったり
必要な物質が欠乏してしまうのが
「先天性代謝異常症」です。


従来から行われているのは
「新生児マススクリーニング」で
昭和52年から日本でも行われ
6つの疾患が対象になっています。


クローバーフェニルケトン尿症
クローバーメープルシロップ尿症
クローバーホモシスチン尿症
クローバーガラクトース血症
クローバー先天性副腎過形成症
クローバー先天性甲状腺機能低下症


これまでに年間約数百人の
赤ちゃんの病気が
早期発見、早期治療され
8000人以上の健康が
守られているということです。


タンデムマス法では
さらに20種類以上の
先天性代謝異常症を発見できます。
検査は赤ちゃんの踵から
少し血液を採取するだけです。


ある病気では発症してからでは
約3割が亡くなり
約2割に障害が残りましたが
発症前にタンデムマス法で
発見した患者は全員に
障害が残らなかったそうです。


欧米を中心に普及していますが
日本ではタンデムマス法の導入を
「コスト」の問題が阻んでいます。


また病気を発見できても
稀な病気が多く小児科の先生が
病気自体を知らなかったり
まだ治療法などが
確立されていない病気もあります。


検査導入の意義や
病気に対する周知を進めるなど
医療の支援体制の整備も
同時に求められています。

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「早く治療を始めれば障害が残らないで
子どもらしい生活が送れる
可能性が広がります。
赤ちゃんがどこで生まれても
平等に検査が
受けられるようにして欲しい」と
患者会は訴えていますクローバー


私も日本は欧米に
劣らない国だと思っていましたが
医療の取材を続けていると
とても先進国とは言えない
お粗末な現実を目の当たりにします。


自分の国に住む
国民の命を守れずにいる
政治家や官僚は一日も
早く辞めてもらった方が
いいと思います。


命と向き合い守るための
政策の実現のために
何が出来るか考えていきたいです。



タンデムマス法詳細は☞
ヒマワリムコネットTwinkle Days
http://www.muconet-t.jp

ヒマワリ先天性代謝異常症のこどもを守る会
http://pa-mma.web5.jp