私に力を。。。

きょうは三鷹市で行われた
「東京卵巣がんフォーラム2011」に
参加してきました


卵巣がんの患者さんの
取材を始めたのは2007年のこと


がんの分野で「ドラッグラグ」の問題は
特に深刻で海外と比べると
20年から30年も遅れていました


「ドラッグラグ」とは
海外で当たり前に
使われている抗がん剤が
日本では承認が遅れているために
使用できないという問題です。


「薬が使えない」
つまり医師も世界の標準治療を
行えていないということになります。


日本は抗がん剤治療に関しては
残念ながら「後進国」なのです


卵巣がん体験者の会スマイリーの
片木美穂さん達が承認を求めていた
「ドキシル」という抗がん剤を
承認していないのは
当時、北朝鮮と日本だけでした。


スマイリーは全国から
15万人分の署名を集めて
厚生労働省に提出するなど
粘り強く訴え続けた結果、
通常4年かかる所を2年で
承認にこぎつけたのでした。


取材を続ける一年半あまりの間に
片木さん始め﨡原さん、
長崎のあやちゃん、
群馬のトシさんエマさんなど
沢山の患者さんや家族の方に
本当にお世話になりました

(右端があやちゃんです)

その時、活動の大きな原動力になった
長崎のあやちゃんです。
久しぶりに笑顔を見られました


あやちゃんが卵巣がんと分かったのは
大学生の時でまだ21歳でした。
それから5年あまり
今も再発と闘っています。


来週吉祥寺で行われるがんのイベント
「リレー・フォー・ライフ」に
参加するとのこと
一生懸命、宣伝してました

会場にいらした方から
「ドキシルが承認されたので
抗がん剤治療を続けられています」と
声をかけていただきました。


取材を始めて10年あまり。
がん医療にこだわり
一生懸命に伝えてきて
本当によかったです。


まだ伝えなければならないことが
沢山あります。
神様どうか私に力を。。。

(スマイリー片木さん達と)

ドラッグラグ取材記録
http://www.dai2ntv.jp/news/druglag/
http://www.ntv.co.jp/action/theme/08/

あやちゃんが参加する
リレー・フォー・ライフ吉祥寺の
詳細は☞☞☞
http://rfl-kichi.posterous.com/