元彼からネズミ呼ばわりされていた

尽くしタイプ依存型ダメ女から

どうやってフランス人夫と出会い

愛されるようになったのか?

 

今日から数回に渡って、

マイストーリーを書いていきたいと思います。

 

 

*****

 

 

始まりは、すべてを失った時でした。

 

 

 

大学を卒業後、

リクルートで契約社員として働いていた私は

リーマンショックのタイミングで

 

不景気真っ只中に無職に!

 

 

大学の同級生はみんな

付き合っていた彼氏との結婚が決まったり

 

大手広告会社、銀行、証券会社、飲料メーカーetc...

錚々たる一流企業に勤め

 

着々とキャリア、給与、人生のステージをアップさせる中

 

私は、25歳で失業……

 

 

しかも、

 

世の中が大不況で

どこも採用をストップしている状況で

次の転職先のあてなんてなく

 

さらに

 

同じタイミングで

当時付き合っていた彼氏から突然フラれ

同棲(というか勝手に押しかけて居候)していた

東京のアパートを追い出されて

 

文字通り泣く泣く

実家に戻ることになったのです。

 

 

大不況の真っ只中

失業&失恋のダブルパンチ……

 

 

毎日やることもなく悶々とし、

 

私の人生どこで間違ってしまったんだろう

人生、幼稚園からやり直したい

なんならいっその事消えてしまいたい…

 

そんなことばかり考え

 

人と比べては卑屈な気持ちでいっぱい

あの時こうしていればと後悔でいっぱい

 

 

ゆすっても、絞っても、ひっくり返しても

やっぱり何も出てこない自分が

 

悔しくて、悲しくて…

 

 

今までワガママを言わず

真面目に生きてきたはずなのに

 

いい成績をとって

いい高校に入って

いい大学に入って

いい会社に就職して

いい人と結婚して

 

そんな勝ち組人生のレールから外れないように

 

必死に世の中の「正解」を選び

みんなが目指す「成功」を求めて

 

やりたいことを我慢して

ここまで頑張ってきたのに

 

あっけなく放り出されてしまうことになるなんて…

 

 

真っ暗闇で、先の見えない人生。

 

 

生まれて初めて

決まったレールの延長線上ではなく

目の前に広がるまっさらな白紙の未来。

 

人はこれを「自由」と呼ぶのだろうけど

 

当時の私にとって

不安と絶望でしかありませんでした。

 

 

この不安の先に見える一筋の光のが

希望や可能性であることに気づいたのは

そこから、半年経った後のこと。

 

 

失うものが何もないのなら、

死ぬ前に一度くらい

やりたいことをやって

生きてみてもいいんじゃないか

 

 

 

やりたいことかぁ…

 

 

海外で働きたいな。

 

 

当時、

 

TOEIC500点以下の英語力

特別な専門スキルも

営業以外の職務経験もない

 

っていうか

 

国内の航空券の取り方すら分からない

世間知らず。

 

本当に何もなかった私には、

 

 

海外で暮らすなんて

夢のまた、夢……

 

 

でも、それが唯一の生きる希望でした。

 

 

 

 

つづく>>>

 

第二話:英語力ゼロ…勢いだけでシンガポールへ移住