オーストラリア、
ラウンドしてきやした

NSWのシドニーから始まり、SAアデレード。北上し砂漠地帯NT、エアーズロックへ。内陸からQLDへ入り、東海岸まで突っ切りケアンズへ。車で行くラウンドトリップ。
22日目、7月15日の記録。後半。
本日の野生動物。
途中、「この脇道に滝あるよ」とか「ルックアウトあるよ」の看板がちらほら。
誘惑に負けて寄る。
砂利道を走ること数分、、
道があるけどない。川が溢れとる。
だが意外と深さはなく、乗用車でも渡れた。
滝到着。
ちっさ。
見えますか?右下のほうにチョロっと流れるやつ。
全然水量あらへんがな!これやから乾季は!
と、ガッカリ滝を後にする。
A1沿いの街、
Cardwell(カードウェル)で休憩。
ベンチでゆでたまごを食します。
しょぼいとか言わない。外で食べたらなんでも美味しいから。
海はひろいな。
今日は非常に寄り道が多いが、メインはこれから。
向かうのは、
Paronella Park(パロネラパーク)
70年前、スペイン人のホゼ•パロネラが自力で建てたお城。
天空の城ラピュタに出てくるお城に激似らしい。あとは、ホゼの夢が詰まってるとかなんとか。
ほんで、そんな素敵なお城の敷地内でキャンプができるとのこと。今日の宿は決まったも同然。
道中すてきなお店発見。
日本でも田舎行くとよくあるやつ。
パロネラパーク周辺のInnisfail(イニスフェイル)はバナナの産地。走ってるとバナナ農園がたくさん。
バナナの誘惑に負けつつようやくパロネラパーク到着。Mena Creek(メナクリーク)というド田舎。途中、ホンマに道あってんのか?と疑ったわ。
受付にてひとり43ドルお支払い。
キャンプ1泊分込みのお値段、決してお高くない。
さっそくテント設営しにキャンプエリアへgoするも…
満員御礼。
ホゼ氏の夢のお城でキャンプ。やはり人気なのか、宿泊客があふれてる。
諦めてInnisfailまで戻りキャラバンパーク利用することに。
3日ぶりのテント泊。
相変わらず老夫婦のトレーラー旅が多いこと。他にテントいませーん。さみしーい。
内部。
我々の目的は夜のライトアップ。
日暮れ前のお姿も見ておくため園内散策開始。
神秘的。哀愁漂う雰囲気。惹かれます。
1935年
ホゼ•パロネラ「パロネラパーク作ったよー」
市民「わーい」
ホゼ「レストラン、映写室もあるよー」
市民「我々の憩いの場所!」
10年後
豪雨「きたよ」
パロネラパーク全壊…
ホゼ(病気で体ボロボロ)「修復する」
→ホゼ永眠。
妻「修復するわ!」
息子「修復するで!」
孫「修復する!」
豪雨「またきたよ」
洪水「またきたよ」
→パロネラパーク廃墟化。
1993年
オージー夫婦「なんやこれ」
廃墟パロネラパーク発見。
夫婦「復活させたろ」
→今に至る
簡素化しすぎですが大体こんな感じ。
てゆかオージー夫婦、
グッジョブ。
もし彼らが見つけてなかったら、夢のお城は誰にも知られず崩れていくだけだったかも。
園内のどこからでも見えるように設計されてるらしい。ホゼ氏のこだわり。
日が落ち、ライトアップの時間帯。
ガイドツアーでしか回れないようで、ガイドさんに付いて回る。
神秘的ぃ!
説明を聞きながら、園内をまわる。
ツアー終盤に、
英語、日本語、中国語ツアーそれぞれの参加者が広場に集合させられる。
薄暗い広場で待つと…
ライトアップ!パロネラパーク!
ホゼ氏の奮闘ストーリーを思い出し、感動。
( 流れてるのは、♪あのちーへいーせーんー、かーがーやくのーはー♪って歌。オルゴール版。曲名わからん…)
そんなわけで。
パロネラパーク、
43ドルの価値あり。
フリーパス貰ったし、また来よ。
さてInnisfailイニスフェイルまで戻り、遅めの夕食。
横着してテントの中でラーメン。
じいさんのホットプレート大活躍。
そういえばね、お土産付きなんですパロネラパークのナイトツアー。
お城のブロック片…いや、
夢のかけらです。
さぁ明日は最終目的地ケアンズへ。
いよいよラウンドも終わりかーと思うとさみしい限り。
ホゼ氏の夢のお城、パロネラパークの余韻にひたりつつグッナイ。
この記事編集中、アメブロの不具合半端なかった。何回も何回も何回もせっかく書いた記事が消えた。
何度も洪水にやられたホゼ氏もこんな気持ちだったのか…と思う。
しょうもないブログとホゼ氏のお城比べんなや!とセルフツッコミで〆。
【今日の走行距離】
約280km
【今日の移動経路】
Townsville - Paronella Park - Innisfail
【今日の宿】
AugusMoon Caravan Park
【今日の出費】
$116 ※パロネラパーク入場料、宿泊費2人分。ガソリン給油なし