こんにちは。真帆です。
小学校1年生の担任をしていたときに出会った、A君(小5)の話です。
A君は、穏やかで優しく、繊細な男の子で、
毎日、お母さんに送ってもらって、別室登校を続けていました。
その年の1月。
1年生が生活科で「昔遊び」の学習を始めた頃、A君はコマがすごく上手なことを聞き、
長放課に、1年生に教えに来て欲しいと頼んでみました。
A君は、誰にも姿を見られないように、長放課になる少し前に1年生の教室がある棟まで移動してきて、
毎日のように教えてくれるようになりました。
1年生の子どもたちは、裏表がなくって、
できなければ悔しがるし、
飽きればどこかへ行ってしまう(笑)
嬉しければ笑うし、
A君がすごい技を見せれば、本気でびっくりしてくれる。
他人の目が気になって、あまり人前に出たがらないA君が、1年生の前ではのびのびとしていました。
周囲のエネルギーに敏感で、傷つきやすい、A君のように繊細な子にとっては、
感情がわかりやすい小さな子ども達といるのは、気持ちが楽で、
逆に、言葉が全てではなく、表情や雰囲気からいろいろな感情が流れ込んでくる普段の生活は、
ストレスが多く、エネルギーを奪われてしまいがちなんだろうな、と思いました。
A君のように、周囲のエネルギーに敏感な子が、
自身のもつ繊細さや優しさを生かしつつ、楽に過ごせるようになるには、
どうすればいいでしょうか?
そのために、必要なことは、
自分と他人との間に、しっかりとした境界線を引くこと。
と言っても、子どもをどうこうすることはできないので、
まずは、お母さん自身が、子どもと自分との境界線を引く。
そうすると、
子どもは、親の生き方を見て、自然と「こうするものなんだ」と学ぶし、
親と子は、潜在意識の深い部分で、意識が繋がっているから、
子どもさんも、周囲を気にすることに使っていたエネルギーを、
自分のやりたいことにつかえるようになりますよ♪
今日も、子どもたちの笑顔が、輝く一日になりますように♡